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睡眠不足を解消するヘッドギア「SmartSleep」を試して分かったこと

1/23(木) 12:11配信

ITmedia NEWS

 フィリップスが、睡眠支援ウェアラブルデバイス「SmartSleep」を日本で発売した。2018年秋に欧州のエレクトロニクスショー「IFA」を取材した際に見つけ、日本での発売を心待ちにしていたデバイスだ。ヘッドギアのような外観は大げさに見えるが、実際の使い勝手や効果はどうか。

【画像】専用アプリの「総合睡眠スコア」が良い眠りが得られたかどうかの目安

 SmartSleepは、フィリップスが日本に初めて投入するSleepTech(スリープテック)デバイスだ。欧米では眠りを支援するさまざまな技術がスリープテックと呼ばれ、脚光を浴びている。筆者が取材に行く海外のエレクトロニクスショーでも、ここ数年はスリープテック関連の製品が目に見えて増えている。

 OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は米国や中国、欧州各国に比べてかなり短いという。19年の調査では500分を超える国が多かったのに対し、日本は442分と最短の水準だった。睡眠不足は生産性の低下や体調不良につながる。日本人にこそスリープテックが必要ではないだろうか。

眠りの質を左右する「深睡眠」を特殊な音で持続させる

 SmartSleepは、ラグビーの選手が試合で身に付けるヘッドギアに似ている。重さ約110グラムの本体には眠りの状態を検知するためのセンサーやバッテリーを内蔵。スマートフォン用アプリ「SleepMapper」にデータを転送し、“眠りの質”を可視化する。

 それだけではない。SmartSleepには睡眠の質を積極的に改善する機能が搭載されている。睡眠には浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠があることは良く知られているが、脳や交感神経の活動が休息状態に入るノンレム睡眠の中でも最も深い段階とされるのが「Deep Sleep」(深睡眠)という状態だ。SmartSleepは、センサーからの情報と独自アルゴリズムで脳波の状態を計測し、深睡眠に入ったタイミングでヘッドギアのスピーカー(=イヤフォン)から微弱なオーディオトーンを流す。音の周波数は500〜2000Hz。すると深睡眠が長続きするという。これがSmartSleepに投入されたフィリップスの核心技術だ。

 筆者の普段の睡眠時間は6時間前後。一般的に見て睡眠不足であると考えられるため、SmartSleepの効果を得られやすそうだ。最近は年齢のせいか、日中の活力が低下している自覚がある。ということで、仕事が一段落した2019年の年末から一週間ほどSmartSleepを試用した。

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最終更新:1/23(木) 12:11
ITmedia NEWS

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