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萬古の名品一堂に 沼波弄山や森有節の作品 四日市で展示 三重

1/23(木) 11:00配信

伊勢新聞

 【四日市】三重県の四日市市文化まちづくり財団による「萬古焼の誇り・古萬古~林コレクションより」が、同市安島の市文化会館常設展示室で始まっている。萬古焼の創始者沼波弄山の古萬古と森有節の再興萬古作品を中心に市立博物館所蔵の51点を展示している。3月15日まで。月曜休館(第2月曜開館)。観覧無料。

 作品は地元企業家の故林純之介氏が収集して市に寄贈した物で、全て県指定有形文化財となっている。

 江戸時代、桑名の商人だった弄山は幼少時から茶道をたしなみ、自ら茶器を作るようになったという。野趣あふれる初期の「手捻り茶碗」から、山水画と更紗模様を組み合わせた異国情緒を漂わせる斬新なデザインの「赤絵窓山水文瓢形盛盞瓶(あかえまどさんすいもんひさごがたせいさんびん)」など、古萬古の特徴的な作品が並ぶ。

 弄山の後、一時途絶えた萬古焼を森有節、千秋兄弟が再興。考案した木型でこしらえた「木型造牡丹文土瓶」や、立体的な盛絵技法で花鳥を描いた「色絵花鳥文大皿」など、古萬古とは異なり桃色の発色をする釉薬を使った茶道具など、華麗な陶法の有節萬古も並べている。

 展示担当者は「美術性の高い萬古の名品が一堂に結集。多くの方々に、古萬古を源流に郷土の伝統産業へと発展した流れを知っていただけたら」と話していた。

伊勢新聞

最終更新:1/23(木) 11:00
伊勢新聞

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