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優勝賞金1億1000万円のeスポーツ世界大会が埼玉県で初開催! 埼玉県はeスポーツ都市に成り得るか?

1/23(木) 19:01配信

VICTORY

優勝賞金1億1000万円のeスポーツ大会

年末も押し迫る12月27日に『Shadowverse(シャドウバース)』の世界大会、「Shadowverse World Grand Prix 2019」の決勝大会「GRAND FINALS」が開催されました。Shadowverse World Grand Prixは、国内のeスポーツ大会ではもっとも高額な優勝賞金1億1000万円のeスポーツ大会として周知されている大会です。
2018年までは幕張メッセで行われていましたが、2019年から会場を大宮ソニックシティに移しています。これはCygames(サイゲームス)側がGRAND FINALSの会場を探している時に、候補のひとつとして挙げられたこともありますが、埼玉県側としても、eスポーツやゲームを観光資源として活用することを考えており、利害が一致しての開催となりました。また、さいたま市から生まれたさいたまスポーツコミッションもスポーツ振興による街作りを計画しており、日本初となる地方新聞(埼玉新聞)とスポーツ新聞(サンケイスポーツ)がコラボレーションした号外を配布しています。その中には、さいたま市の清水勇人市長、さいたまスポーツコミッションの池田純会長、Cygamesの木村唯人専務取締役によるeスポーツを題材にした鼎談が掲載されています。

初めての埼玉県開催は地域創生につながったか

したがって、会場の大宮ソニックシティは単純に試合会場としての参加ではなく、Shadowverse World Grand Prix 2019の共催として参加しています。埼玉県やさいたまスポーツコミッションは後援として、大会に名を連ねています。
つまり、Shadowverse World Grand Prix 2019は、公式大会でありながら地方自治体との共催によって行われた大会であるわけです。これにより埼玉県はeスポーツに明るい土地としての認知度も高まり、会場に設置した埼玉県観光PRブースにて埼玉県の名産品のアピールもできています。県内外から観客が訪れ、多くの集客を見込めるイベントで、埼玉県のことを知ってもらうことができ、良い機会となったのではないでしょうか。そもそも埼玉県は数年前まで観光課がなく、発足して間もないと言います。その為、他県に比べ観光に対する基準や規定がなく、既存の観光資材だけでなく、アニメやマンガの聖地などもいち早く取り入れた経緯があります。そういう点でeスポーツを観光資材のひとつとして取り入れやすい環境にあったわけです。
こうみてみると、Shadowverse World Grand Prix 2019の開催が地方創生の一環として、大きく役立っているように思えますが、実際のところその効果はあったのかを考えてみたいと思います。
会場で観た感じでは、会場ロビーの埼玉県観光PRブースが目に付いたくらいで、他に埼玉県をアピールしている様子はありませんでした。PRブースにはそれなりに人が訪れていましたが、Shadowverse World Grand Prix 2019との限定コラボ商品が気になっていた様子で、埼玉県の魅力を感じて貰えたかは微妙なところではないでしょうか。来場者にとっては、たまたま会場が埼玉だった程度で終わる気がしなくもなく、地方創生の一環としての効果があるとまでは言えないでしょう。

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最終更新:1/23(木) 19:01
VICTORY

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