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バスケ女子代表に指名打者? 流れを変える24歳の飛び道具「キキ」

1/23(木) 12:12配信

西日本スポーツ

 東京五輪で初のメダル獲得を狙うバスケットボール女子の日本代表が22日、東京都内で世界最終予選(2月6~9日、ベルギー)に向けた強化合宿を公開した。

【写真】意気込む林咲希の笑顔

 世界ランキング10位の日本は開催国枠で五輪出場が決まっており、世界の強豪との試合を通じてチームの“現在地”を確認する一方、選手にとっては今夏の本番のメンバー入りを見据え、生き残りを懸けた場になる。世界最終予選では同4位のカナダ、同9位のベルギー、同22位のスウェーデンと戦う。

 強化合宿には17人が参加し、予選は12人で臨む。24歳のシューティングガード、林咲希(JX-ENEOS)は3点シュートを得意としており、代表デビューを果たした昨年のベルギーとの国際強化試合(計2試合)でも途中出場でいずれもチーム最多得点の活躍。「ハヤシは野球に例えると大事な場面で効果的な1本を打ってくれるDHのような存在だ。特別な仕事をしてくれる」とホーバス監督の評価も高い。

 年明けに決勝が行われた全日本選手権ファイナルラウンドで7連覇を達成したJX‐ENEOSから、今回の強化合宿には林を含めて4人が参加。全日本選手権で「ベスト5」に選出されたエースの渡嘉敷来夢と宮沢夕貴、2016年リオデジャネイロ五輪主将の吉田亜沙美とそうそうたる顔ぶれが並ぶ。林は層の厚さを誇るJX‐ENEOSの中で出場機会が限られる立場ながら、デンソーとの全日本選手権の決勝では14分弱のプレータイムで3点シュートを4回試み、3本を成功させた。

 「打てたら入る、という自信は常に持っています。それが私の仕事ですから」。林のプレースタイルは、外からのシュートとスピードを重要視する日本代表のホーバス監督の戦術と合致。ここぞの局面で流れを変える“飛び道具”として存在感を増しつつある。コートネーム「キキ」の由来は、姓の「林」が「木」2本のためだという。最近では「チームの危機を救う」との意味も含まれるようになった。この日の実戦練習でも外からの高精度のシュートを何度も披露した。

 ポジションのシューティングガードには今回の強化合宿でドライブを持ち味とする選手が複数招集されており、競争は激しい。「今を大切に、というのはずっと変わらないんですが、あえて今年のテーマを選ぶなら『進』です。もっとうまくなるために(シュートを)打ち続けます」。現状に満足することなく、林は進化を誓う。名のごとく「希望を咲かせる」ための1年。林咲希の2020年がそこにある。(西口憲一)

最終更新:1/23(木) 12:12
西日本スポーツ

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