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双葉駅周辺聖火ルートへ 2月にも正式決定

1/24(金) 8:15配信

福島民報

 Jヴィレッジ(楢葉・広野町)を出発する東京五輪聖火リレーで県内ルートへの追加が検討されていた双葉町の走行地域は、JR双葉駅周辺の見通しとなった。内堀雅雄知事が二十三日の聖火リレーの県実行委員会終了後、明らかにした。双葉駅周辺は三月四日に東京電力福島第一原発事故に伴う帰還困難区域で初めて避難指示が解除される。県と町は、ルートへの町編入について、二月中の国際オリンピック委員会(IOC)による正式決定を目指す。

 特定復興再生拠点区域となっている双葉駅の東側一帯は三月四日に他の一部地域とともに避難指示が解除される。さらに、三月十四日の常磐線全線再開に合わせて新駅舎が開業する。二〇二二(令和四)年春の帰還開始を目指す町は聖火リレーを「復興への歩みの象徴」と位置づけ、新たなまちづくりが進む駅周辺での実施を県に要望してきた。

 県や双葉町は駅周辺などの解除が決定したのを受け、編入案の具体化に着手。二十三日の県実行委で委員長を務める内堀知事が編入の方針を委員に諮り、了承された。委員会後、県はリレー初日の三月二十六日のルートに双葉町を加えるよう求める要請文を大会組織委に発送した。

 内堀知事は報道陣に「双葉町の追加は福島県の状況を国内外に発信する上で、非常に大きな意義がある」と語った。

 今後は町や県実行委、大会組織委、JR東日本などが具体的な経路や区間割り、ランナーなどの詳細を調整する。

 組織委の広報担当者は県内ルートへの双葉町の追加について「(双葉)町長が編入を希望していることは報道で承知している」と説明した。正式な要請はまだ受けていないとした上で、「県から提案があれば検討することになる」と答えた。

 編入案の進展を受け、双葉町の伊沢史朗町長は「大変うれしい」と歓迎すると同時に、双葉地方町村会長の立場としては「双葉郡の各町村は復興の段階が異なるが、それぞれの姿を通し復興が前進していると感じてもらいたい」と期待を寄せた。

 県実行委は県内ルートの選定に際し、復興五輪の理念に基づき、津波被災地や原発事故の避難地域を重視してきた。昨年六月のルート概要発表時に双葉町を除く浜通り十二市町村を通過市町村に含めた一方、全町避難が続く双葉町の扱いについては避難指示解除の動向などを踏まえて検討するとしてきた。

   ◇  ◇

 聖火リレーは県内では三月二十六日から二十八日までの三日間行われ、二百六十の個人・集団のランナーが二十五市町村の計四九・七キロをつなぐ。双葉町が加われば通過市町村は二十六となり、ランナーの人数や走行距離は増える見通し。

最終更新:1/24(金) 8:15
福島民報

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