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Radeon版「整数スケーリング」でドット絵のぼやけを解消してみる

1/24(金) 12:11配信

マイナビニュース

Radeon版「整数スケーリング」でドット絵のぼやけを解消してみる

AMDは2019年12月10日にRadeon向けのドライバソフトの「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」を公開した。ユーザーインタフェースの刷新、ゲームの描画パフォーマンスを向上させる「Radeon Boost」の搭載など、大規模なアップデートが行われているが、ここでは新機能の一つ「整数スケーリング(Intenger Display Scaling)」を紹介したい。

【写真】初代Tomb Raider。上が整数スケーリングは無効、下が有効時の画面

これは、NVIDIAが2019年8月20日に公開した新ドライバ「Gamescom Game Ready Driver」から搭載された「整数スケーリング」と同様の機能。低解像度のドット絵を高解像度で表示してもドットをぼやけないようにするものだ。4Kなど高解像度のディスプレイが普及しつつある一方で、古いゲームやフリーゲームでは低解像度のドット絵が多いことから、レトロゲー好きや2Dゲームが好きなゲーマーから熱望されていた。

NVIDIAはGeForce RTXシリーズやGTX 16シリーズとTuning世代のビデオカードしか整数スケーリングが使えないのに対して、「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」で搭載されたAMDのRadeon向け整数スケーリングは対応するGPUが幅広いのが大きな魅力だ。

最新のRadeon RX 5700やRX 5500シリーズはもちろん、RX 500/400シリーズ、R9 300/200シリーズ、R7 300/200シリーズ、HD 8500以上のHD 8000シリーズ、HD 7700以上のHD 7000シリーズのほか、GPU機能を内蔵するCPU、いわゆるAPUのRyzen 3000G/2000Gシリーズ、Athlon 200GEシリーズなどもサポート。対応するGPUはAMDのWebサイトのリリースノートで確認できる。

その設定方法は簡単だ。AMD Radeon Softwareを起動し、右上の歯車のアイコン(設定)をクリック。上部のメニューから「ディスプレイ」を選び、「GPUスケーリング」を有効にすることで、「整数スケーリング」を有効化できる。なお、スケーリングモードはデフォルトの「アスペクト比を保持する」のままで問題ない。

なお、整数スケーリングはゲーム個別に設定することも可能。特定のゲームだけに有効化したいときに便利だ。


実際にいくつかのゲームで効果をチェックしていく。表示には3,840×2,160ドットのディスプレイを使用。ミラーレス一眼カメラでディスプレイを直接撮影した。画面キャプチャーでは違いがわからないためだ。

初期のFPS作品で、3D風の2Dゲーム『Wolfenstein 3D』ではどうだろう。解像度は640×400ドットだ。NVIDIAの整数スケーリングでは比較的ハッキリと効果が分かったが、こちらでは整数スケーリングを無効と有効であまり差があまり感じられない結果に。

次は初代の『Tomb Raider』。解像度は640×480ドットだ。無効時は背景も人物の周囲もぼやっとしているが、有効にするとドットがはっきりする


Wolfenstein 3Dだけは微妙だったが、ほかはしっかりと効果が確認できた。NVIDIAの整数スケーリングに対して、対応するGPUが多く、ゲーム個別に設定も可能というのが大きなメリットと言える。レトロゲー、フリーゲーム好きなら注目しておきたい。

芹澤正芳

最終更新:2/5(水) 12:20
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