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浜崎あゆみも表明 増える“未婚の母”へのバックアップが急務

1/24(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 正月早々、飛び込んできた“あゆ、極秘出産”のニュース。浜崎あゆみ(41)はオーストリア人俳優との結婚を発表したのも、2011年元日だったし、米国人大学院生との婚約を公にしたのも13年の暮れ。今回も年明け早々の発表で、「またか」という受け止め方もあった。

 しかし、これまでの結婚や婚約発表とは異なり、今回は出産だ。しかも相手方が明かされないものだから、メディアは父親探しに躍起になったが、いずれも推測の域を出なかった。

「そもそも、子供の出産はプライベート極まりない話であり、外野がとやかくいう話ではありません。父親が誰であれ、浜崎さんはシングルマザーとして生きていくことを表明しているのです。そもそも、日本にはいまだに『未婚の母』やシングルマザーを色眼鏡で見る妙な傾向があるような気がします」(育児に詳しいジャーナリストの中西美穂氏)

■25年間で4割増

 18年の厚労省のデータによると、90年に55万1977世帯だった母子世帯は、15年には75万4724世帯となった。年々、増加傾向だ。さらに言えば、離婚率が02年をピークに減少傾向であることから、「未婚のひとり親」が増加してきていることがうかがえる。

「芸能界やスポーツ界では浜崎さんのほかにも、華原朋美さんや安藤美姫さん、紅蘭さんといった未婚の母親が増えつつあります。もしかしたら同僚や友人にもいるはずで、もっと理解を深める時期に差し掛かっているのではないでしょうか」(中西美穂氏)

 経済力の点で言えば、財力がある浜崎は例外的な存在だが、世の中のシングルマザーの平均年収は約200万円(厚労省調べ)。死別・離婚したひとり親には税額控除が受けられる「寡婦(夫)控除」があるが、未婚は対象ではない。以前から不公平だという指摘があり、このたび、未婚でも控除が受けられるように制度の検討が始まった。

 寡婦控除とは配偶者と死別、または離婚したひとり親が対象となっており、年間所得が500万円以下であれば、最大35万円の控除があり、所得税や住民税が軽減される。今までは男女間に制限の差があったが、所得制限500万円以下を女性にも適用。控除額も27万円から35万円に引き上げ、女性と同等にするという。

 ただ、お金があればいいという問題ではない。

「子供や自分の病気、親の介護、仕事や育児など一人でこなさないといけないから大変なんです。肉体的には自分が元気なうちはいいですが、子供のことで悩んだときに、相談できる相手がいればな、と何度思ったことか。また、未婚の親や母子家庭に対してはまだまだ偏見があり、言いにくい。特に未婚であれば変に勘ぐられることも多く、子供がかわいそうです。母子ともに強くならなければやっていけませんよ」(ある30代のシングルマザー)

 そのためにも寡婦控除だけでなく、就業や育児といった、未婚の親に対するサポート体制が急務となる。

最終更新:1/24(金) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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