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朝食を抜きがちなビジネスパーソンに残された最終手段「だけ朝食」とは?

1/24(金) 7:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

 昼は毎日外食、夜は接待に飲み会、朝は時間がなく何も食べない――。健康は気になるけど、毎日忙しく過ごすビジネスパーソンが「規則正しい、理想に近い食生活」を実行するのは不可能に近いだろう。

【画像】簡単に食べられる朝食の例

 それでも、できるだけ健康でいるためにはどうしたらよいか、気にならない人はいないはずだ。難しいことはよく分からないし、できるはずもないけど、もしも「せめてこれだけは実践しよう」という健康情報があれば……!

 20年以上食生活ジャーナリストとして活躍する、月刊誌「栄養と料理」の元編集長・佐藤達夫氏の近刊『外食もお酒もやめたくない人の「せめてこれだけ」食事術』(ウェッジ)では、そんな人々の願いを叶(かな)える「せめこれ」情報を提供する。1回目は、分かっていてもなかなかしっかり食べるのが難しい朝食に関して、「せめこれ」食事術として「最後の手段」をお伝えする。

栄養学的には「朝食が最も充実している」のが理想

 健康のためには規則正しい生活習慣が基本となる。そして、規則正しい生活習慣は規則正しい朝食の摂取からスタートする。私たちの体内には、身体機能がほぼ24時間のリズムで動くようにコントロールするための時計=体内時計が備わっている。朝、太陽の光を浴びることと朝食を食べることで、この体内時計がスタートすると考えられている。

 そのため、毎日決まった時間に朝ご飯を食べることは健康生活の基本中の基本となる。にもかかわらず、日本人男性の朝食欠食率は約15%、女性のそれは約10%もある。とりわけ20代から40代男性では約3人に1人がまともな朝食を食べていない(『平成29年国民健康・栄養調査結果の概要』)。働き盛りのビジネスパーソンがこういう状況では、健康的な生活どころか、本来持っている能力を仕事に発揮できないのではないかと、筆者は危惧する。

 朝食はこれから始まる一日の活動源なので内容的には「三食のうちで最も充実しているべき」だという主張もあるし、「三食の食事内容をできるだけ均等化すべき」だという栄養学者もいる。しかしそれがなかなかできない。日本人の食習慣としては「朝は軽く、昼はそれなりに、そして夜はたっぷり」というパターンが定着している。

 一日に三食を食べる人の場合、食事と食事の間の時間は、朝と昼の間が4~5時間、昼と夕の間が6~7時間、そして夕から翌日の朝の間が10~12時間くらいだろうか。夕食から朝食までの時間が圧倒的に長い。プチ断食といってもいいくらい(英語のブレックファストというのは「断食をやめる」という意味らしい)。

 いくらその間は寝ている時間が長いとはいえ「朝飯前」の身体はカロリー源や栄養素がかなり不足している。朝食を食べないということは、身体に相当な負担を強いることになるであろうことは、想像に難くない。そのため、朝食こそ栄養バランスがよく適量であることが求められる。

 しかし、それが難しいことも承知している。もし、この記事を読んでいる人の中で、このことができている人がいたら、この項目は読まずに次に進んでよい。何らかの事情で「朝食を食べてないけど、健康のことが気になる」という人だけ、この先を読み続けてほしい。ここに書いたのは「できればこのくらいは食べてほしい」から「まったく食べないよりはまだまし」というレベルの朝食情報。

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最終更新:1/24(金) 10:07
ITmedia ビジネスオンライン

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