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「ローカル駅弁」廃業相次ぐ業者 「復刻駅弁」「駅弁デリ」...“魅力の継承”目指し変化する駅弁事情

1/24(金) 19:45配信

MBSニュース

列車の旅で食べる「駅弁」。1970年ごろのピーク時には430社ほどあった駅弁業者ですが、今は90社。50年で5分の1に減っています。変わりゆく駅弁の今を取材しました。

駅弁イベントのテーマは「継承」

MBSの玉巻映美アナウンサーがやって来たのは、1月28日まで阪神梅田本店で開催されている「有名駅弁とうまいもんまつり」。

8階の催場には、その場で焼き上げるアナゴをたっぷりと味わえる、広島県・宮島口駅(山陽本線)の「『うえの』あなごめし」(税込み2160円)に長い行列ができていました。ほかにも北海道・小樽駅(函館本線)の「小樽駅構内立売商会」の海鮮弁当各種(税込み1242円~)など、全国の人気駅弁約300種類が並びます。来場者の方にお話を聞きました。

「私は牛タン弁当が一番好き。」(来場者)
「駅弁大好きです。(Qお弁当4つ買われたのですか?)“食べ鉄”なんです、旅の必需品ですよね。」(来場者)

駅弁ファンの心を鷲掴みにするこのイベントですが、今年のキーワードは「継承」です。

「山形の『もりべん』という会社で経営が苦しくなったが、米沢の『松川弁当店』が山形の駅弁を無くしてはいけないと引き継がれた。」(阪神梅田本店催事商品部 大田勝彦バイヤー)

このように、惜しまれつつも生産を終えた駅弁を新たな製造元が引き継ぐ例が最近増えていて、阪神梅田本店のイベントでも今回『復刻駅弁』として7種類を揃えました。

長距離列車が減少 ピーク時430社→現在90社に

それぞれの土地の味わいが詰まり、旅情を掻き立てる駅弁。しかし、新幹線の拡大とともに在来線の長距離列車は減少し、販売の機会も少なくなりました。さらに、駅構内にコンビニが進出したことなどから、駅弁から撤退する業者が相次いでいて、日本鉄道構内営業中央会加盟社によりますと、ピーク時の1970年頃は約430社だった駅弁業者が今は90社にまで減っています。

「かに寿し」業者が撤退決める…別の駅弁会社が引き継ぐ

阪神梅田本店のイベントに出店している兵庫県・城崎温泉駅(山陰本線)の「かに寿し」(税込み1100円)。

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最終更新:1/24(金) 19:49
MBSニュース

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