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「ローカル駅弁」廃業相次ぐ業者 「復刻駅弁」「駅弁デリ」...“魅力の継承”目指し変化する駅弁事情

1/24(金) 19:45配信

MBSニュース

以前は兵庫県新温泉町の浜坂駅で販売されていました。浜坂駅はかつて特急や急行が何本も停車する山陰本線の主要な駅でしたが、今は特急は夜間に1本停車するだけです。「かに寿し」を製造販売していた「米田茶店」は売り上げが落ち込み、「これ以上は持ちこたえられない」と去年、撤退を決めました。

ところが、撤退を知った神戸の駅弁会社「淡路屋」が「かに寿し」引き継ぎたいと申し出たのです。

「駅弁は全国津々浦々いろんなものがあって、初めてその価値が分かる、伝わるものだと思っていて、近年どんどん減っているので、一品でも残したいと思いがあった。」(淡路屋 柳本雄基常務)
「閉店せざるを得ないところまで追い込まれていたので、そういう残し方があるのであればと。」(米田茶店元社長 米田雅代さん)

老舗の味の再現に2か月 「かに寿し」お味は?

完成までに2か月間の試行錯誤、老舗の味を再現することは思った以上に大変だったといいます。

「酢の感じを『ほんわかした感じ』とか、感覚でお伝えいただくものですから、それを数値化して表すのが大変だったが、何度もやり取りして認めていただいた。」(淡路屋 柳本雄基常務)
「うちの味に仕上げてくれて感謝してる、親戚も、店が無くなるのは仕方ないが、『かに寿し』を残してくれた、ということで許してくれた。」(米田茶店元社長 米田雅代さん)

「かに寿し」を販売する駅は城崎温泉駅などに変わったものの、ローカル駅弁のまさかの復活、お客さんも歓迎しているようです。

「母の実家が浜坂駅にありまして、小さいときによく帰っていた。懐かしい感じ。もう食べられないのかなと思っていたので。」(かに寿しを買った人)

いろんな人達の思いの詰まった「かに寿し」。MBSの玉巻アナウンサーもいただきました。

「カニがとっても甘いですね。素朴な感じです、とってもおいしいです。」(玉巻アナウンサー)

JR西「駅弁デリ」サービス 3日前に「駅弁」予約→指定席に届く

苦境に立つ駅弁。JR西日本グループも駅弁を盛り立てるため『駅弁デリ』というサービスを去年、山陽新幹線で始めました。乗車3日前までにインターネットの専用サイトで予約すれば、指定席に駅弁が届きます。列車によって選べる品は異なりますが、西日本各地の駅弁が最大約90種類、グループでいろんな土地の駅弁を注文するのも楽しそうです。

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最終更新:1/24(金) 19:49
MBSニュース

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