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なぜ早明戦は5万人を超えたのか?世界の名将ロビー・ディーンズが語る「日本ラグビーの進化」

1/24(金) 12:07配信

REAL SPORTS

23年ぶりの決勝「早明戦」が実現した、全国大学ラグビー選手権。新国立競技場に5万7345人もの観客を集め、その人気の高さをあらためて知らしめることとなった。日本代表戦でもなければ、トップカテゴリーの試合でもない。

なぜ「大学」のカテゴリーの試合がこれほどの注目を集めるのだろうか?

オーストラリア代表を率いてラグビーワールドカップ3位に導き、トップリーグの強豪パナソニック ワイルドナイツでは就任すぐに2連覇を達成するなど、世界的な名将として知られるロビー・ディーンズが口にする「日本ラグビーの進化の要因」に、その答えが隠されている――。

(文=花田雪)

圧倒的な集客力を見せつけた、23年ぶりの決勝・早明戦

2020年1月11日に行われた第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝。

連覇を狙う明治大学と、11年ぶりの頂点を目指す早稲田大学。大学ラグビー界を長くけん引してきた伝統校同士が23年ぶりに決勝で相対することになったこの試合は、45-35で早稲田大学が勝利し、悲願の優勝を遂げた。

昨年行われたラグビーワールドカップが国内に大きなムーブメントを巻き起こし、「ラグビー熱」が高まった中で行われたこの試合。会場となった新国立競技場には実に5万7345人もの観客が押し寄せた。

これは、同じく新国立競技場で元旦に行われたサッカー天皇杯決勝の5万7597人に迫る数字であり、あらためてラグビーの持つ力を全国に示す形となった。

とはいえ、ワールドカップを沸かせた日本代表メンバーが一人も参加していない、「大学スポーツ」の一試合がここまでの注目を集めるのは、やはり異例のことだ。

参考までに過去5年間の大学選手権決勝の観客動員数を以下に記す。

第52回大会 1万6669人(帝京大学27―17東海大学/秩父宮ラグビー場)
第53回大会 1万3776人(帝京大学33―26東海大学/秩父宮ラグビー場)
第54回大会 2万0489人(帝京大学21―20明治大学/秩父宮ラグビー場)
第55回大会 2万0055人(明治大学22―17天理大学/秩父宮ラグビー場)
第56回大会 5万7345人(早稲田大学45―35明治大学/新国立競技場)

昨年までの4年間は試合会場が秩父宮ラグビー場だったためキャパシティーの問題はあるが、それにしても5万7000人超えという観客数は驚きの一言だ。

「ワールドカップの余波」だけでは、説明がつかない。

ではなぜ、この一戦がここまで大きな注目を集めたのか。その理由はいくつかあると、筆者は考えている。

・23年ぶりに大学選手権決勝で「早明戦」が実現
・昨年行われたワールドカップの影響で「ラグビー」への関心が高まった
・新国立競技場で初となるラグビー公式戦の開催

その中でも特に大きな要因となったのが「23年ぶりの決勝・早明戦」だろう。

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最終更新:1/24(金) 18:53
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