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チャンスを生かした元得点王。脇役として輝きを放つカーメロ・アンソニー【杉浦大介コラム vol.11】

1/24(金) 8:00配信

NBA Rakuten

“ザ・ガーデン”で喝采を浴びたかつての英雄

2020年1月1日。ニューヨークで行われた今年初の試合で、最大の歓声を浴びたのはかつてのヒーロー、カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だった。今季開幕の時点で、そんなシナリオをいったい誰が想像できただろうか。

昨年11月、ブレイザーズの一員としてNBA復帰を果たしたカーメロは、以降、予想以上の働きでチームに貢献してきた。現地1月20日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を終えた時点で、平均16.2得点、6.3リバウンドをマーク。特に今季6週目(11月25日~12月1日)には、平均22.3得点、7.7リバウンド、2.7アシストをマークし、35歳にしてウェスタン・カンファレンスの週間最優秀選手賞に輝いている。

そんなカーメロが、古巣で盛大なスタンディング・オベーションを浴びたのが、先述した元旦のゲームだった。オールスター選出10度というリーグ史に残るスコアラーの帰還に、普段は厳しいニューヨーカーも盛大な拍手を送ったのである。

「ファンの愛情が感じられた。会場のファン、そして街全体が、『帰ってきたんだ』という気持ちにさせてくれた」

2017年まで6シーズン半にわたり在籍したニックスを離れて以来、カーメロがマディソン・スクウェア・ガーデンでプレイするのはオクラホマシティ・サンダー時代に続いてこれが2度目だった。久々の“ザ・ガーデン”への登場で、この時点で今季最多の26得点をマーク。昨年11月中旬、クリスタプス・ポルジンギス(ダラス・マーベリックス)の凱旋試合の際には大ブーイングを浴びせ続けたニックスファンも、カーメロのことは大歓声で迎え入れた。

試合前の選手紹介時から始まり、ボールを持っても、得点をしても、ニューヨーカーの愛情表現は途切れることがない。チームは敗れたものの、カーメロも気持ち良さそうにコートでの時間を過ごしていたのが印象的だった

「感情を説明するのは難しいよ。これまでもずっと愛してもらっていたと感じている。何年も過ごしたアリーナで、愛情を感じられるのは良いものだった。ただバスケットボールがプレイしたかった。このコートに立てるのは特別なことだよ」

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最終更新:1/24(金) 8:00
NBA Rakuten

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