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激論になりそうな関東・東京6枠目!数字面で圧倒している花咲徳栄に対し、帝京、習志野、西武台はどうアピールするべきか??

1/24(金) 12:24配信

高校野球ドットコム

関東・東京地区”6枠目”に選出されるのは?

 1月24日、選抜高等学校野球大会の出場校が発表される。いろいろなドラマがある。選考予想で大事なのはシミュレーションを行うこと。

 点差、勝ち上がり方、試合内容、戦力を把握したうえで予想することが大事だ。選抜の選考は、秋季大会の成績は重要参考資料となるが、そこから地域性などが加味される。今回、編集部でもいろいろシミュレーションをした結果、関東・東京の6枠目がどの地区でも一番注目度が高く、いろいろな選出が想定されるという決断に至った。今回は関東・東京の6枠目をもう一度深掘りしていきたい。

 まず関東・東京の6枠目で候補になりそうなのが、
・帝京(東京 準優勝)
・花咲徳栄(関東 ベスト8 県1位)
・西武台(関東 ベスト8 県2位)
・習志野(関東 ベスト8 県1位)
・桐光学園(関東 ベスト8 県2位)
だ。

ここから例年選ばれている学校のパターンを紹介したい。

・該当試合で接戦を演じていること
・敗戦が1敗のみ もしくは県1位

この条件を当てはめると、県2位で、準々決勝で2対8と6点差で敗れた桐光学園は非常に厳しい立場。
帝京、西武台、習志野、花咲徳栄の4校に絞って、選出へ向けての強みを考えてみる。

各校の戦績

■西武台
 西武台の強みといえば、関東大会優勝した健大高崎に2対3と大接戦。サヨナラ負けしたが、候補に挙がっているチームの中で試合内容の良さは1,2を争う。訴えるポイントはここだろう。
 それ以外の試合を見ても浦和実、昌平など実力校を破って勝ち上がる要因にもなった打撃は魅力で、3番・深田翔太、4番・松木光を中心にミート力が高い選手が多く、大量点も期待できる。また技巧派左腕・増田優真と伊澤 走のバッテリーはインテリジェンスの高さが光る配球は唸らせるものがある。2敗しているとはいえ、攻撃力、守備力ともに水準が高く、十分に戦えるチームだ。

【昨秋の成績】
9試合 7勝2敗
総得点66
総失点29

■習志野
 準々決勝では6点差で負けた習志野がなぜと思うかもしれないが、攻撃力が突き抜けている。県大会準決勝の木更津総合戦で、146キロ右腕・篠木 健太郎を7回まで4点を奪った攻撃力は見事。その打撃の中心が、4番・櫻井 亨佑は公式戦で31打数16安打、3本塁打19打点、打率.516と大当たり。特に関東大会の東海大相模戦ではバックスクリーン横へ本塁打を放った。他でも右のスラッガー・高橋 雅也、堅守の遊撃手・角田 勇斗など甲子園経験者が多い。

 試合運びを見ていても粘り強さがあり、接戦に強い試合運びが魅力。経験者の多さもアドバンテージ。甲子園と秋の大会の緊張感は別物。そういう中でいつも通りの力を発揮できるかもポイントになるが、習志野を推す場合、甲子園の経験値の高さは全国の躍進につながると訴えることになるのではないだろう。
 ただ懸念材料は、継投策で勝負するチームの割には弱いこと。去年は飯塚 脩人という確固たる柱がいた。今年は左の技巧派・山内 翔太、右の本格派・堀井 遥斗などがいるが、まだ全国レベル打線になると心もとない。

【昨秋の成績】
8試合 7勝1敗
総得点64
総失点27
関東大会の打率.270

■花咲徳栄
 実力、試合内容ともに申し分なし。左腕・高森 陽生は、130キロ前半の速球、スライダーを投げ分ける技巧派で、勝つ投球ができる。打線は県大会で2本塁打を放った主砲・井上 朋也を中心に強力。勝ち上がりの部分で評価したいのが県大会準決勝の浦和学院戦。9回まで0対1で敗れていたが、9回に追いつき、10回に勝ち越した勝利した試合運びは見事だった。敗れた山梨学院戦も1対2と1点差だった。

 昨秋の花咲徳栄は試合内容、得点、失点、打率と文句なし。数値的なものを見れば、懸念材料が全くない。予想記事で花咲徳栄を挙げる声が多いのも成績面が圧倒的に抜けているからである。

【昨秋の成績】
9試合 8勝1敗
総得点84
総失点10
関東大会の打率.353

■帝京
 10年ぶりの出場に期待がかかる帝京は攻撃力が非常に高い。前田監督は「去年は打てる選手が少なかったので、守りのチームにしなければならなかったのですが、やはり帝京は打てるチームではないといけないんです」と語るように打力を徹底的に磨いてきた。

 都大会では7本塁打を放ち、しっかりと強打を発揮した。投手陣は左腕の田代 涼太、右の柳沼 勇輝でここまで引っ張ってきた。

懸念材料は決勝戦で0対6と完封負けしたこと。このマイナスポイントをカバーするには、それまでの試合内容を推すことが求められる。

 決勝戦までの勝ち上がりは素晴らしかった。関東一、東海大菅生、日大三などの強豪ぞろいの死のブロックを勝ち抜いた。特に神宮第二球場の最後のゲームとなった日大三戦は、大激戦。2対1で勝利したが、あの試合の雰囲気は例年の準々決勝ではない雰囲気で、決勝戦に似た雰囲気があった。

 また準決勝では総合力ナンバーワンの創価にサヨナラ勝ち。帝京を推す場合は日大三戦、創価戦の試合内容を全面に推すことが求められるだろう。

【昨秋の成績】
7試合 6勝1敗
総得点 49
総失点 19
チーム打率.266

 戦力で見ると、どのチームも魅力的なチームが多く、悩むが、成績面で優劣をつけると、花咲徳栄が一歩リードしている。
 昨年、6枠目に選ばれた横浜の決め手はエース・及川 雅貴の奪三振率の高さが決め手となったが、ただ及川は制球力に不安があった。選抜ではそれが仇となったため、選考委員会は個人を評価しての選出はリスクと考えているに違いない。試合内容、実力、勝ち上がりなど総合力を評価した選出に落ち着くのではないだろうか。

果たして激論の関東・東京6枠目はどこが選ばれるのか、大いに注目である。

最終更新:1/24(金) 12:34
高校野球ドットコム

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