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イングランドの前線に負傷者続出。どうするサウスゲイト!?

1/24(金) 17:31配信

J SPORTS

「なんてこったい……」

イングランドのガレス・サウスゲイト監督は、頭を抱えているのだろう。

たしかな手ごたえがあった。ジョーダン・ピックフォードが一番手のGKはちょっと心配で、アンカーも人手不足だが、そのほかのポジションにはレベルの高い選手を揃えている。とくに右サイドバックはトレント=アレクサンダー・アーノルド、キーラン・トリッピア、カイル・ウォーカー、アーロン・ワン=ビサカと多士済々だ。そうそう、リース・ジェームズも成長著しい。

また、中盤インサイドもジョーダン・ヘンダーソン、デレ・アリ、メイソン・マウント、ジェームズ・マディソンなどなど、異なるタイプのタレントを擁している。

さらに前線はハリー・ケイン、マーカス・ラシュフォード、タミー・エイブラハム……のはずだった。ところが3選手とも負傷。ケインとラシュフォードは、今夏のヨーロッパ選手権に間に合いそうもない、との情報が大方を占めつつある。

サウスゲイト監督はよもやのプラン変更を余儀なくされるだろう。ケインとラシュフォードが使えず、今後の検査しだいではエイブラムまで失うかもしれない。本稿執筆時点で、計算できるFWはラヒム・スターリングただひとりだ。

ジェイドン・サンチョはメディアが大騒ぎするほどのレベルには達しておらず、今シーズンは不調だ。ジェイミー・ヴァーディとダニー・イングスは得点王争いの上位に位置しているものの、サウスゲイト監督が求めるポゼッション型ではない。カラム・ウィルソン? カラム・ハドソン=オドイ? 残念ながら力不足であり、1年以上もノーゴール・ノーアシストが続くジェシー・リンガードは論外だ。

ケインとラシュフォードが健在なら、ヨーロッパ選手権でも上位進出が期待できた。プレミアリーグを見ない識者とやらに「凡庸」「なんの魅力も感じられない」と、不当に低く評価されたロシア・ワールドカップでもベスト4まで勝ち進んだ。当時のチームをはるかに上まわる魅力的な陣容を整えつつあっただけに、サウスゲイト監督も忸怩たる想いに違いない。

左ハムストリングに裂傷を負ったケインは、完全復活まで長い時間を要するかもしれない。ラシュフォードの疲労性骨折も、回復までには辛抱強いリハビリが必要だ。「ひょっとすると」という淡い期待は抱かず、彼ら不在のゲームプランを一日も早く練り上げることが、サウスゲイト監督の最大ミッションといって差し支えない。

イングランドのヨーロッパ選手権は、現地時間6月14日のクロアチア戦で開幕する。もう、半年を切った。

粕谷 秀樹

最終更新:1/24(金) 17:31
J SPORTS

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