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ゴッホが、我々の知る名画家になった過程とは? その軌跡をテーマにした展覧会

1/24(金) 7:00配信

Lmaga.jp

『ひまわり』などの名作で知られるポスト印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。彼の作品約50点と、ハーグ派、フランス印象派の作品を堪能できる展覧会が、「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で1月25日からおこなわれる。

【写真】そのほかのゴッホの作品

ゴッホは27歳のときに画家を志す。その際に影響を受けたのが「ハーグ派」と呼ばれるオランダの画家たちだ。ハーグ派は対象を正確に写し取ることよりも、示唆に富んだ筆致を重視した。ゴッホはまず、細部よりも印象を重視する手法を身に着けたのだ。その後パリに出た彼は、フランス印象派と出会う。印象派の鮮やかな色遣いの虜になった彼は、色の表現力を学び、実践するようになった。

我々が知るゴッホの名作の多くは、晩年のアルル時代に描かれたものだ。しかし、画業の初期から中期にこの2派と出会わなければ、彼の作風は全く違うものになっていただろう。ドラマチックな生涯もなかったかもしれない。

このように本展は、ゴッホがゴッホになる過程をテーマにしているのが特徴だ。そして彼に影響を与えた同時代の画家たちの作品が同席することにより、展覧会は一層の深みと広がりをもって我々に迫る。熱心なファンをも唸らせる、斬新な切り口と言えるだろう。料金は一般1700円、会期は3月29日まで。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:1/24(金) 7:00
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