ここから本文です

【正義とはいいにくい】ヒュンダイi10 プレミアム 1.0MPI ガソリンNA 67ps

1/24(金) 10:20配信

AUTOCAR JAPAN

3代目へと進化したヒュンダイ製コンパクト

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
ヒュンダイi10は存亡が危ぶまれていた。ガソリンエンジンのシティカーは、低い利益率に高い環境規制、消費者の思考変化に伴い、大きな変化が求められている。

【写真】i10とEV化の進む欧州ライバル (83枚)

そんな逆境に逆らうように、新しいヒュンダイi10が登場した。新鮮な見た目と、活発な走りを得ている。誰が想像しただろうか。

3代目へと進化したヒュンダイi10だが、真新しいボディデザインが象徴するのように、抜本的に再設計されている。全体的なスタイリングは先代からの流れを感じさせるが、近年のヒュンダイのデザイン言語に則り、フロントグリルは大型化。

以前のi10から感じられた、実用的でも退屈なクルマ、というイメージから大分遠のいた。むしろドラマチックなデザインに思える。

ボディサイズにはさほど大きな変化はない。全長は2代目から5mm増えて3670mm。全幅は20mm広がり、ホイールベースは40mm伸びている。わずかな成長だが車内空間にゆとりを与え、運動性能の安定性を高めている。

搭載されるエンジンは、先代からキャリーオーバーとなる2種類のガソリンエンジン。67psの1.0L直列3気筒と、84psの1.2L直列4気筒ユニットだ。更にスポーティな仕様として、1.0Lターボを搭載するNラインが続く。

どちらのエンジンでも、トランスミッションは5速MTかATかを選択できる。フォルクスワーゲンUp!やセアト・ミーなど優勢なライバルモデルと異なり、ヒュンダイは純EV版の計画はないという。

車内空間は充分 安全装備は充実

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式で、リアがトーションビーム式と、コンベンショナルな構成。ホイールはエントリーグレードの14インチから、トップグレードの16インチまでが用意される。

i10のインテリアも一歩前進。インテリアのデザインやレイアウトはしっかり練られており、シートは快適で空間にも不足はない。後部座席でも足元空間は充分にある。流石に大人3名がリアシートに座ろうとすると、お互いに身をかがめ合う必要はあるけれど。

荷室容量は252L。このクラスの中では、広い方だといって良い。

下位グレード以外は標準装備となる、8インチのタッチモニターを含めたダッシュボードのデザインは現代的な印象。全体的なまとまりも良好だといえる。リアビューカメラも、中級グレード以上で標準装備となる。

今回試乗したトップグレードのプレミアムの場合、ステアリングとフロントシートにはヒーターも内蔵。1000ポンド(14万円)のオプションとなるテック・パックを選ぶと、ワイヤレス・スマートフォン充電機能や、ナビのリアルタイム渋滞情報が追加となる。

i10で注目といえるのが、このクラスとしては珍しく、すべてのグレードでユーロNCAPに準じた安全装備を標準で搭載していること。2021年以降に欧州で発売される新車には、装着が義務付けられるから、先を見越してのことだろう。

これには、衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援システムが含まれる。

1/2ページ

最終更新:1/24(金) 10:20
AUTOCAR JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ