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偕楽園有料化後で初、水戸の梅まつり 円滑入園探る

1/25(土) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

偕楽園(水戸市常磐町)が有料化となって以降、初めての開催を迎える「水戸の梅まつり」(2月15日~3月29日)開幕まで1カ月を切り、県やまつりの実行委員会は入園時の混雑対策に知恵を絞っている。例年、東門周辺では大勢の観光客が滞留することから、臨時券売所の設置や販売員増強などの検討を進め、観光客の円滑な入園方法を探っている。

梅まつりのメイン会場となる偕楽園は昨年11月、県外客を対象に有料化が始まり、まつり会期中は県民も有料になる。東門、南門、表門、吐玉泉の入園口4カ所にそれぞれ料金所が設けられ、販売員が常駐して発券などに当たっている。

特に、JR偕楽園臨時駅から最も近い東門周辺は、飲食店や茶屋、土産店などが多く営業するため、例年多くの観光客が滞留する。水戸市観光課によると、昨年のピークだった3月9日は約3万5千人が来園。このうち、東門からの入園は6割ほどに上った。

このため、東門における混雑緩和に向けた対策は、円滑なまつり運営の差し迫った課題となっている。同課は「入園が無料だったこれまでも、東門周辺は観光客で混雑していた。有料となれば、さらなる滞留は避けられない」と危機感をあらわにする。有料化を知らずに来園する観光客も想定され、混雑で不評に拍車が掛かる懸念もあるためだ。

こうした状況を受け、公園を管理する県は混雑緩和対策に乗り出している。主に団体客を乗せた観光バスが到着する「千波湖西駐車場」や「偕楽園下駐車場」に加え、偕楽園臨時駅の周辺にも、入園券を事前に販売する臨時券売所を設ける方向で検討している。

県都市整備課は「東門到着前に、ほぼ全ての団体客が入園券を購入できる環境を整えたい」と対策を説明する。このほか、各料金所の販売員も増やし、観光客のスムーズな入園を促したい考えだ。

市などまつりの実行委員会も、有料化を知らせる案内板設置や誘導員拡充などを想定する。特に、梅の花が見頃を迎える3月上旬には、東門に近接する常磐神社境内で人気の催し「全国梅酒まつり」も開かれることから、行列が交錯しないような誘導策を練る。

市観光課は「ある程度の滞留は観光に対する期待感の増幅にもなるが、入園を長時間待たせる事態となれば観光客のストレスにつながる。次回以降の来園に影響がないよう、スムーズな運営に努めていきたい」と話した。(前島智仁)

茨城新聞社

最終更新:1/25(土) 4:04
茨城新聞クロスアイ

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