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磐城センバツ決定 46年ぶり3度目 21世紀枠で選出

1/25(土) 8:31配信

福島民報

 今春の第九十二回選抜高校野球大会(センバツ)の出場三十二校を決める選考委員会は二十四日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、二十一世紀枠で福島県の磐城が選出された。昨年十月に台風19号の被害を受けながら選手が災害復旧ボランティアに取り組んだ点や、昨年秋の東北大会でベスト8に進出し、進学校として文武両道を実践している点などが評価された。同校のセンバツ出場は一九七四(昭和四十九)年以来、四十六年ぶり三度目となる。

 同日午後三時すぎ、いわき市の同校に日本高野連から電話で連絡が入った。阿部武彦校長がグラウンドで伝えると、選手に笑顔が広がった。帽子を空に投げ上げるなどして喜びを分かち合った。

 同校は昨年九月の秋季県大会で三位となり、十二年ぶり十一度目の東北大会出場を果たした。十月の東北大会は一回戦で東海大山形に6-0で快勝し、秋の東北大会で二十七年ぶりの一勝を挙げた。

 二回戦で能代松陽(秋田)に2-1で競り勝ち、四十六年ぶりの八強入り。準々決勝で仙台城南(宮城)に3-6で敗れたが、「東北二勝」で二十一世紀枠での選出をアピールした。

 東北大会開催中に発生した台風19号で、学校があるいわき市は甚大な被害に見舞われた。グラウンドに土砂が流れ込み練習ができない中、選手は被災住宅で家具の運び出しなどのボランティアに励んだ。

 二十一世紀枠は甲子園への出場機会を広げるため、二〇〇一(平成十三)年の第七十三回大会から導入された。練習環境などのハンディ克服や、地域貢献など戦績以外の要素を加味し、全国九地区から一校ずつが候補校として推薦された。このうち磐城を含む三校が選ばれた。県勢の選出は二〇〇一年の安積、二〇一三年のいわき海星に続き三校目。

 センバツは三月十九日から三月三十一日までの十三日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日各一日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられる。一般枠二十九校、二十一世紀枠三校の計三十二校が挑む。組み合わせ抽選会は三月十三日に開かれる。

 ■1971年夏に準優勝

 磐城は夏の甲子園に七度出場しており、今回で春夏通算十度目。一九七一(昭和四十六)年夏は三試合を勝ち抜き、準優勝を果たした。

 ■全力プレーで福島県民に勇気を 内堀知事

 磐城の出場決定を受け、内堀雅雄知事は「おめでとうございます。第五十三回全国高校野球選手権大会で準優勝した先輩たちの輝かしい活躍とコバルトブルーのユニホームの躍動は、今も県民の記憶に残っています。甲子園では台風による災害を乗り越え、文武両道の下、頑張ってきた練習の成果を存分に発揮し、全力プレーで見る者を勇気づける活躍を見せてください。県民一同期待しております」とのコメントを出した。

最終更新:1/25(土) 8:31
福島民報

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