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「どこからでもスターが出てくる」SNSとネットニュースが起こしたグラビア大革命

1/25(土) 8:00配信

オリコン

◆“令和のグラビア”最前線レポート Vol.1 週刊プレイボーイ

 時代を象徴する美女が誌面を飾り、世間の注目を集める「グラビア」。元号が変わり2020年を迎えた今、そのリアルな現場に迫る連載企画「“令和のグラビア”最前線レポート」では、グラビア誌の編集部に取材を敢行し、生の声を伝えていく。第1回は、創刊53年を迎えるグラビア界の老舗にして本道を突き進む『週刊プレイボーイ』。時代を作ってきたグラビアのトップランナーの狙いとは。同誌副編集長の地代所哲也氏に聞いた。

【写真】抜群のスタイルを披露した佐藤あいり

■コンセプトは“スクープ感” トップランナーとして「もう一歩踏み込んだものを読者へ」

 『週プレ』のグラビアコンセプトは「いつの時代も旬の女の子であることが大前提、そして“スクープ感”を追い求めています」と一貫している。『あの女優、モデルが脱いだ!』という独占ネタが一番わかりやすいが、「単純にヌードだけがスクープではない。普段は洋服を着てメディアに出ている方が水着になることや、水着の方がもう一枚脱ぐことなど、世間にインパクを与えることもスクープです。他の雑誌のグラビアに出ているタレントさんでも、週プレならもう一歩踏み込んだものを読者へ提供する。1年間に発売する50冊すべてにその考えを忘れるなと徹底しています」。トップランナーである『週プレ』にとって、スクープ感は譲れないプライドだ。

 グラビア班はデスクの地代所氏のほか、フリーのスタッフを含めて現在は8人体制。「昔に比べたら減ってきましたが、写真がほぼすべてデジタルに移行し、フィルムの頃に比べると圧倒的に作業が効率化されたので、なんとかこの人数でも対応できています。とはいえ、毎週7~8本のグラビアが掲載されるため、全員が常にフル稼働ですね(笑)」。表紙と巻頭グラビアは、ほぼ全て撮り下ろし。それだけ経費はかかるが、自分たちの雑誌に合うテイストをこだわって追い求めるため、絶対に妥協はしない。

 タレントの情報収集の方法は「グラビア班は芸能プロダクションさんごとの担当制で、新人情報は事務所の方からヒアリングしておりますが、この情報は確度が高くて濃いので非常に重要です。そして、最近増えてきたのがSNS。話題になっても事務所に入っていない子がいるので、その時は編集部から直接連絡させていただくこともあります。最初はそういうやり方もどうかなと思ったのですが、時代に合わせていきました。ただ、今は写真加工も簡単なので、いきなり出演オファーではなく担当者が必ず会って自分の目で確かめています」。芸能人といえば、プロダクションに所属して、マネージャーとともにテレビ局や雑誌の編集部などに売り込みにいくのが一般的だった。しかし、現在は個人活動で情報発信し、大手メディアからオファーが飛び込んでくる時代になった。

 このSNS経由でのグラビア登場が、「ここ数年のグラビアの一番大きな流れの変化。5年前には考えられなかった」と地代所氏は語る。「かつてはグラドルというグラビアをメインに活動するタレントの全盛期があり、AKB48などのアイドルが席巻する時代、そしてモデルがグラビアをやる“モグラ”ブームがあった。いまはSNSスターの時代が完全に始まっており、事務所に所属している人でもSNSをうまく活用できる人が人気です。ネットとの親和性も高いので、グラビアを見た人がデジタルコンテンツに向かっていく流れもできてきました」と時代の流れを振り返った。

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最終更新:1/26(日) 12:25
オリコン

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