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佐々木主将「戦後初優勝を目指す」 県岐阜商選抜切符

1/25(土) 8:59配信

岐阜新聞Web

 24日、5年ぶりに全国選抜高校野球大会出場が決まった岐阜県の名門県岐阜商。主力の2年生はOBの鍛治舎巧監督の就任直後に入学した選手たち。全国から注目されたエリートの集団とはいえない地元の球児たちだが、厳しい練習を積み重ね、驚くほどの成長を遂げ、喜びの春を迎えた。中でも主将で打線の主軸の佐々木泰三塁手は、中学時代はほぼ無名だったが、プロ注目のスラッガーに成長。「甲子園で3本塁打」を目標に掲げ、強打のチームをけん引し、夢舞台に挑む。

 佐々木主将は少年硬式の岐阜ボーイズで主軸を務めたが、目立った成績はなく、県内数校から誘いはあったものの、全国の強豪校とは無縁だった。3年夏の大会後に県岐阜商への進学を考えていたところ、直後に秀岳館(熊本)で甲子園3季連続ベスト4に導いた鍛治舎監督の就任のうわさが伝わり、「選手が野球を楽しんでいるのに強い学校を育てた監督。自分もぜひ指導してもらいたい」と期待に胸躍らせた。チームメイトで同じく主力となった森大河投手、服部圭吾遊撃手と「一緒に甲子園で勝とう」と誓い合い、進学した。

 入学直後、非凡なセンスに鍛治舎監督は目を奪われた。「広角に打てて、変化球にも軸がぶれない。他県から声が掛からなかったのが不思議」と入学後10日あまりで県大会の4番に抜てき。期待に応え、すぐに結果を残したが、入学前にイメージしていたような「楽しんで野球をする余裕は全くなかった」と佐々木主将。想像を絶するハードな練習、1年生4番の重圧。だが弱音は一切、吐かなかった。鍛治舎監督が名門新生に一番重要だと語る「高い志」を持ち続けてきたからだ。「甲子園で勝つ」ため、修学旅行から帰った足で即練習、正月返上で宮崎キャンプで終日練習。期待通りに成長し、スカウトが佐々木主将目当てで訪れるまでになった。

 高い意識で成長し続けるチームを引っ張る主将は「楽しんで野球できるようになった」と、厳しい練習を乗り越えた先にある楽しさを実感している。「選抜では県勢戦後初優勝を目指す」と力強く言い切った。

岐阜新聞社

最終更新:1/25(土) 8:59
岐阜新聞Web

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