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【クーペからクロスオーバーへ変身】新型 フォード・プーマ 1.0T 125に試乗

1/25(土) 10:20配信

AUTOCAR JAPAN

クーペからクロスオーバーになったプーマ

text:James Disdale(ジェームス・ディスデイル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
筆者のイメージとはまったく異なるスタイリングのフォード・プーマが登場した。

【写真】フォード・プーマのライバル (102枚)

ある年齢以上の読者にとっても、フォード・プーマと聞けば目を引くコンパクトなクーペを思い返すだろう。一度路上に走り出れば、見た目に釣り合わないほど興奮するドライビングも楽しませてくれた。

そんなプーマが生まれたのは今から20年も前。若年層向けのモデルとして登場したクルマだった。今の若者には、プーマという名前はスポーツウェア・ブランドの方が、馴染みがあるかもしれない。

予想通り、新しいプーマは市場の変化に合わせてSUVとして誕生。フォードは、数ある自動車メーカーの中でも楽しいモデルを作る方法を忘れていない数少ない存在。期待はできそうだ。

新しいプーマには、マイルドハイブリッドと、レベル2に該当する運転支援システムを搭載する。新時代の面白さもちゃんと詰め込まれている。秘密のラゲッジスペースも。

骨格とするのは、フォード製のグローバル-Bスモールカー・プラットフォーム。日産ジュークやセアト・アローナなど、既に混雑気味のコンパクト・クロスオーバーというクラスに入ることになる。

加えて、若干のプレミアム性も持たせたいと考えている。よりコンパクトで上級な、ミニにもぶつけたい考えだ。

前回のプーマ155 STラインの試乗記でも触れたが、エンジンはすべてガソリン。1.0L直列3気筒のエコブーストのみ。

ダイナミクス性能でクラス最良を目指した

エントリーユニットは125psで、フォード・フォーカスやフィエスタにも積まれる仕様とほぼ同じ。プーマには同じ出力と、155ps版でマイルドハイブリッド版も用意される。

マイルドハイブリッドの内容は、11.5kWのスターター・ジェネレーターをエンジンに結合。5.1kg-mのトルクをオーバーブーストのように上乗せしてくれるほか、ごく短い距離だが、電気の力だけで走れる。

このスターター・ジェネレーターは特に低回転域で有効。155ps版では高回転域で力強さを増す大きめのターボを追加し、圧縮比を下げている。また軽負荷時やアクセルが踏まれていない時には、3気筒エンジンとしては初めて気筒休止システムも採用された。

サスペンションの内容はほぼフィエスタ。フロントがストラット式でリアはトーションビーム式となる。スプリングレートは高められ、ダンパーの減衰力も上がっている。アッパーマウント・ブッシュは摩擦を減らしつつ剛性を高めたものに改められた。

フォードは、プーマにこのクラスで最もダイナミクス性能で優れるクルマを目指したと話している。内容を見ると、その主張と一致しているようだ。

運転支援システムとしては、渋滞時と高速道路走行時のドライビングアシストに対応。アダプティブ・クルーズコントロールと、車線維持支援システムが威力を発揮する。今の欧州では、このクラスに採用されているのはルノー・キャプチャーだけとなる。

歩行者や自転車にも対応した衝突被害軽減ブレーキや、交差点での注意喚起、自動駐車など、多くのカメラ映像を利用した支援システムも搭載する。ドライバーの居眠りを検知するシステムも採用された。

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最終更新:1/25(土) 10:20
AUTOCAR JAPAN

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