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【センバツ】白樺学園、スケート部の“名将”故・坂井監督の教え貫き十勝勢悲願の初出場

1/25(土) 8:09配信

スポーツ報知

 第92回センバツ高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市内で行われ、北海道地区代表として昨秋全道王者の白樺学園が初出場を決めた。21世紀枠では全道4強の帯広農が選ばれ、十勝地区から初めてのセンバツ出場が2校同時という二重の喜びとなった。

 広大な十勝平野に、歓喜がこだました。昨年10月、白樺学園が全道大会を制してからずっと待ち続けた吉報がついに届いた。創部63年目で春初の甲子園出場を決めた戸出直樹監督(44)は「十勝から2校選ばれるのは素晴らしい快挙。チーム十勝で頑張りたい」と使命感を口にした。

 十勝の常識を“打”ち破った。秋の全道大会4試合で打率4割3厘を記録。札幌大卒業後の98年4月、母校の監督に就任した指揮官は「昔は8点中7点がスクイズ。十勝に打撃のチームなんてなかった」と当時を振り返る。

 “名将”の一言が転機となった。全国トップレベルの同校スケート部で長野五輪金メダリストの清水宏保(45)らを育てた故・坂井俊行監督(享年62)から「投手1人対打者9人なら打撃のチームを作れ」と、助言を受けたことで方針を変えた。戸出監督は周囲から「そんな野球では勝てない」と批判も受けたが、天国の恩師の教えを貫き、十勝勢の悲願をかなえた。

 指揮官は「坂井先生に良い報告ができる」と話せば、主将の業天汰成捕手(2年)も「スケート部に負けない」とキッパリ。甲子園で白樺学園の名を全国に響かせる。(清藤 駿太)

 ◆白樺学園(芽室町) 1958年創立の私立校。野球部は同年創部。生徒数は412人(うち男子305人)。スケート部は全国トップクラスで、長野五輪同500メートル金メダリスト・清水宏保ら五輪出場者を多数輩出。部員数は33人。OBは清水のほか堀井学(リレハンメル五輪銅メダル、現衆議院議員)ら。

報知新聞社

最終更新:1/25(土) 8:09
スポーツ報知

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