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【センバツ】明石商の中森俊介、センバツ最速153キロ超えへ「限界超える」

1/25(土) 5:55配信

スポーツ報知

 第92回センバツ高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の出場32校が決定した。2年連続3度目出場の明石商(兵庫)は、最速151キロ右腕の中森俊介(2年)が、ヤクルト・奥川恭伸(18)らを超えるセンバツ史上最速155キロを投げると宣言。今秋のドラフト1位候補は球数制限が導入される初のセンバツで、全試合を1人で投げ抜くことを誓った。同じくドラフト上位候補の来田涼斗外野手(2年)は史上初3季連続の初回先頭打者本塁打を狙う。超高校級コンビが、11年ぶりの公立校Vに導く。

 今大会の“顔”が、どんでもない数字をぶち上げた。4季連続出場を決めた明石商の中森は「スピードは春で155キロぐらい投げたい。目標を高めに置いた方がいい。限界を超えてやっていきたい」と、阪神・藤浪や、昨春センバツ2回戦で奥川が計測したセンバツ史上最速153キロ超えに挑むことを自身に課した。

 その可能性は秘めている。昨夏の甲子園準々決勝・八戸学院光星(青森)戦では、済美(愛媛)の安楽智大(楽天)に次ぐ、2年生では甲子園歴代2位の151キロをマークした。昨秋は奥川を参考にした結果、フォームを崩して修正に時間がかかった。それでも、7登板で防御率1・96の成績を残した。今冬はオリックス・山本由伸を参考に、右腕のテイクバックをまね「力みなく投げられるようになった」と、手応えをつかんでいる。

 今春センバツから1週間で500球の球数制限が導入されるが「9回を投げ切っても、余力があるぐらいの体力をつけたい」と、1人で投げ抜く覚悟を示した。「今まで球数が多いので、初球にストライクを取って、どんどん攻めていけたら。打者の雰囲気を見て『ここは3球勝負でいけるな』とか『この打者は初球から打たしていった方がいい』とか、投球練習でも打者を立たせて投げ分けるようにしている」と、省エネ投球対策に着手している。

 今月初旬にインフルエンザを患い、新潟と東京の修学旅行に参加できなかった。そのうっぷんは聖地で晴らす。「奥川さんは年間を通して点を取られない、試合に勝てる投手だった。負けない投手、そういう試合づくりをして、日本一になりたい」と巨人ファンの剛腕。2009年清峰(長崎)以来の公立校Vへ先導する。(伊井 亮一)

 ◆中森 俊介(なかもり・しゅんすけ)2002年5月29日、兵庫・丹波篠山市生まれ。17歳。福住小3年から軟式の「多紀野球少年団」で始め、篠山東中では軟式野球部に所属。3年夏からボーイズリーグの「三田ボーイズ」でもプレー。明石商では1年春からベンチ入り。球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット。182センチ、86キロ。右投左打。

 ◆来田、狙う史上初3季連続初回先頭弾

 投の主役が中森なら、打は来田主将だ。高校通算29本塁打の中堅手は、ソフトバンク・柳田が憧れ。「ギータ」をもじって「キータ」とも呼ばれるリードオフマンだ。「一番はチームの勝利。ヒットを狙っての本塁打ならいい」。3季連続の初回先頭打者本塁打なら史上初。3季連続アーチでも、PL学園の清原和博(5季連続)と桑田真澄(スポーツ報知評論家)ら過去に6人しか達成していない偉業となる。

 昨春センバツ準々決勝の智弁和歌山戦では、春夏通じて初の初回先頭&サヨナラ弾をマーク。昨夏の甲子園は履正社との準決勝で、初めて春夏両方で初回先頭打者アーチを放った。「確実性を上げたい。甲子園では打率5割」と、意気込んだ。

 狭間善徳監督(55)は「来田の打撃がいい。こんなええ感じは初めて。上半身と下半身がかみ合ってきた。やりそうな気がする」と、ブレイクを予告。昨夏の甲子園で話題になった「狭間ガッツ」を連発する姿が見られそうだ。

 ◆来田 涼斗(きた・りょうと)2002年10月16日、神戸市生まれ。17歳。有瀬小1年から軟式の「明舞ネオボーイズ」で始め、6年時にオリックスジュニアでもプレー。長坂中では硬式の「神戸ドラゴンズ」に所属。2年夏に全国大会優勝。明石商では1年春からベンチ入り。50メートル走は5秒9。遠投は100メートル。179センチ、85キロ。右投左打。

 ◆球数制限 今春センバツを含む春季大会から、高野連主催大会期間中の1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内とする。500球となる打者完了まで投球可能とし、ノーゲームや再試合になった場合の投球数も含む。今春から3年間は試行期間とし、高校野球特別規則に付則してルール化するが、罰則は設けない。今季から申告敬遠も適用され、球数には含まれない。

報知新聞社

最終更新:1/25(土) 5:55
スポーツ報知

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