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大坂15歳ガウフに敗れる データとコメントから見る敗因

1/25(土) 6:00配信

スポーツ報知

◆テニス ▽全豪オープン第5日(24日、メルボルン)

 女子シングルス3回戦で、前回優勝の第3シード大坂なおみ(22)=日清食品=は、世界ランク67位のコリ・ガウフ(15)=米国=にストレート負けした。会見でのコメントとデータを照らし合わせると、敗因が見えてくる。

 ▽ガウフのサーブが良かった

 大坂「全米で対戦した時より彼女のサーブは速くなって、良くなっていた」

 ガウフの第1サーブは全米での最速190キロ、平均168キロ。今回は最速188キロ、平均171キロで大幅な上積みはない。ただ第1サーブ成功率は45%から75%に劇的アップ。特に第1セットは82%を記録した。

 ガウフ「第1サーブをコートに入れることだけを考えていた。試合前にコーチから、どこを狙っていく、フォアを狙う、バックを狙うとかいう話をされることはなくて、特に戦略はなかった。試合をしながらどこにどんなサーブを打つか考えていて、それがうまくいった」

 エースこそ1本だったが、大坂にとっては触るのがやっとだったり、返球してもベースラインを割るポイントは多く、リターンイン率は60%と苦しんだ。

 第2サーブも差があった。ガウフは最速162キロ、平均151キロで、ダブルフォルト4つは攻めた結果として気にしておらず、得点率60%に「多くのポイントが取れた」と満足している。一方、大坂は最速148キロ、平均132キロと20キロほど遅い。得点率も33%と低かった。

 ▽バックハンドのミスが多かった

 大坂「(フォアよりも)安定しているバックハンドが、全てのボールが飛んでいってしまう感じだった」

 ブレイクされた第1セット第8ゲーム、第2セット第7ゲームともにバックハンドのミスでポイントを失った。圧勝した全米ではバックハンドのアンフォーストエラー(UE、自分に原因があるミス)が7、フォーストエラー(FE、相手の球が原因でするミス)は4だった。今回はUEが14、FEが15に増えた。

 今大会1、2回戦ともバックのUEがフォアより2つ多い14あったが、FEは3、2に抑えられフォアよりも少なかった。しかし3回戦は一気に増えた上にフォアの9を上回った。安定しているはずのバックで強いられたミスが続発すれば、心地よくプレーができないのは当然だ。

 日本テニス協会の土橋登志久強化本部長は「個人的な意見」と前置きした上で、「ガウフは低い弾道のバックハンドの精度が高い。なおみはバックの打ち合いで無理に(攻撃的に)打とうとしてミスをしていた。強引にいかず展開してからの方が良かった。判断ミス」と見る。

 今後も名勝負を演じるであろう2人の対決。データ、体感を元に今度はどんな試合をするだろうか。

報知新聞社

最終更新:1/25(土) 6:00
スポーツ報知

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