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宍戸錠は「カズノコ」と…“頬っぺた”除去後に放った一言

1/26(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 宍戸錠が86歳で亡くなった。日活「渡り鳥」シリーズなどで悪役として活躍し、「エースのジョー」がニックネームだった。テレビでは「元祖どっきりカメラ」「くいしん坊!万才」で人気者になった。

 だが、宍戸で誰もが思い出すのは、丸く膨らんだトレードマークの頬っぺただ。あれは「オルガノーゲン」といわれる液状のパラフィン。

 日活の大スターだった石原裕次郎は正統派の二枚目。どう逆立ちしても裕次郎は超えられない。そこで頬を膨らませ、悪役向きのふてぶてしい風貌にするため、豊頬手術を思い立った。

 この「逆整形」は大成功だった。もしやらなければ、宍戸がスターとして大成したかどうか。

 ところが、宍戸はこの頬っぺたが嫌になる。2001年3月、「シシドの顔はもう飽きた。膨らんだ顔をしぼませて、古顔(オールドジョー)になりたい」と語り、再手術を行った。オルガノーゲンが石灰化して頬の皮膚に癒着し、がんの原因になったり、敗血症を招く恐れがあるのも決断した一因だった。

 しかし、家族から猛反対され、騒動になる。長男の開は「手術を強行するなら親子の縁を切る」とすごいケンマク。長年、見慣れた父親の顔が変わってしまうことが耐えられなかったのだろう。

 1956年に入れ、01年に除去するまで45年間も我が肉体だったオルガノーゲンはやはり石灰化して固形になり、長さ9センチもあった。

 手術後、宍戸は語った。「まるで昔の着色されていないカズノコのようだ」。術後、トーク番組で初披露した顔は、開とそっくりのイケメンだった。

「若返っちゃったよ」とご満悦だった。

(文・峯田淳/日刊ゲンダイ)

最終更新:1/26(日) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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