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死亡男性は暴力団員 犯人は複数人で逃走か 桐生発砲事件で県警が捜査本部設置

1/26(日) 6:02配信

上毛新聞

 群馬県桐生市天神町のアパートの駐車場で24日夜、男性が拳銃で撃たれ死亡した事件で、県警は25日、男性の身元をこのアパートの住人で指定暴力団山口組系の組員の男性(51)と発表した。遺体や現場の状況から拳銃を使用した殺人事件と断定し、桐生署に捜査本部を設置。発砲後、拳銃を持って逃走したとみられる複数の人物の行方を追うとともに、個人的なトラブルや暴力団の対立抗争の有無を含めて捜査する。

◎トラブルか対立抗争か 捜査員が犯人の行方追う

 捜査本部によると、組員の男性は頭と腹部を撃たれ、腹部の弾は貫通していた。駐車場にうつぶせで倒れており、頭部の負傷が致命傷になった可能性が高いという。何者かが帰宅した組員の男性を待ち伏せ、やりとりをした後、拳銃を発砲したとみられる。

 事件当時、複数の近隣住民が数回の発砲音とみられる音を聞いており、その後、犯人とみられる2~3人の男が車に乗って、北へ向かったとの情報も寄せられている。凶器に使われた拳銃は見つかっていない。

 県警は周辺の防犯カメラ映像の確認を進めるなどして逃げた男らの行方を追うとともに、関係者から情報を集め、金銭トラブルなどの有無や対立組織との関係などについて捜査する。組員の男性の詳しい死因は26日に司法解剖して調べる。

 事件は24日午後7時ごろに発生。組員の男性が何者かに拳銃で撃たれ、その後、市内の病院に搬送されたが、死亡した。現場は群馬大桐生キャンパスから北東数百メートルにある閑静な住宅街の一角。

 事件翌日の25日は捜査員が近くの民家や川沿いの土手などを捜索し、犯人につながる手掛かりを探した。

◎平和な暮らしが一変 住民からは不安の声

 近隣住民には不安が広がる。発砲音のような音を聞いたという住民は、爆竹のような音と言い争いをするような男性の声が聞こえ、さらにもう一度、「バーン」という音が聞こえたという。現場から走り去る不審な男の姿や、黒っぽい車が猛スピードで北へ向かうのも見えたといい、「とても怖かった。自宅の近くでまさかこんなことがあるなんて…」と声を震わせた。

 事件を受け、同市は市民向けの電子メールなどで注意を喚起。現場近くの二つの中学校は25、26両日の部活動の中止を決めた。

最終更新:1/26(日) 6:02
上毛新聞

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