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ソフトバンク高橋礼、フランス軍隊トレで完投型に「違った自分見せる」

1/26(日) 8:06配信

西日本スポーツ

 軍隊トレ&スナイパー投法で進化!! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(24)が25日、3年目の今季は「先発完投型」へ変身することを誓った。12勝を挙げた2年目の昨季は完投0。同い年のオリックス山岡らと広島で行った合同自主トレでは、フランスの軍隊訓練から発展した「パルクール」で肉体強化。山岡から学んだ「スナイパー投法」との相乗効果で投球回数を伸ばし、東京五輪の日本代表入りも猛アピールする。

【写真】中学時代の高橋礼

 東京五輪イヤーの2020年は、あくまで自分に厳しく臨む。今年初めて公の場に姿を見せた福岡市内でのトークショー。和やかなムードとは裏腹に、高橋礼は「うれしかったのは去年まで。結果を出さないと蹴落とされる。また違った自分を見せたい」と覚悟を改めて口にした。

 2年目の昨季は12勝を挙げて新人王。さらなる飛躍へ、1月は同い年のオリックス山岡らと広島で合同自主トレを行った。そこで導入したのが、フランスの軍隊訓練が発祥とされる「パルクール」。走る、跳ぶ、登るなどの俊敏な動きで心身を鍛えるものだ。

 本来は街なかの壁や段差などを利用するが、高橋礼は野球の動きに生かそうと、直径約5センチのバーの上で、バランスを取りながらの片足立ちやスクワットなどにも挑戦。不安定な状態でも、体を正しく使えるようにすることが狙いだった。

 「(球数が多い)先発は同じ動きを何度も行う。動作にぶれが少なければ、(試合終盤も)同じ動きができる。右打者のアウトローに投げる球が、シュートしたり(高めに)吹けたりしなくなる」

 高橋礼のような右の下手投げは、右打者の外角低めへの制球が最も難しいという。「パルクール」で鍛えた正確な動作を反復できるようになれば、より長い回を投げられる。そうすれば、プロ初完投にも大きく近づく。

 1年目の17年から3年連続で規定投球回をクリアしている山岡には「抜きどころ」という言葉を授かった。「全てを全力でいくことはできない」-。流れを読み、力の入れ具合にも強弱をつけ、試合を組み立てることの重要性を説かれた。

 山岡には「スナイパー投法」も伝授された。「1球で終わらせられるところは、1球で仕留める。そうすれば球数も減る」。余計な球数を使わない投球術とパルクールの相乗効果で、先発完投型への進化を目指す。

 昨年11月の国際大会「プレミア12」では先発、救援の両方に対応できる万能性を証明。今夏の東京五輪メンバーの有力候補にも挙がる。「一生に一度あるかないかの貴重な機会。そのためにもしっかりした成績を残したい」。軍隊トレで本能を呼び起こされたサブマリンが“標的”を確実に仕留める。 (鎌田真一郎)

 ◆昨季の完投数 ソフトバンクの昨季のチーム完投数は3。パ・リーグ最多はオリックスの5で、ロッテが4で続く。ソフトバンク、楽天、西武が3で並び、日本ハムの1は両リーグ最少だった。個人はソフトバンク千賀、オリックス山岡、楽天美馬(現ロッテ)、ロッテ涌井(現楽天)の2が最多。セ・リーグは両リーグで唯一2桁の広島の10が最多で、DeNAが6、阪神が5で続く。中日、巨人、ヤクルトはリーグ最少の3で並んだ。個人は広島大瀬良の6が最多。

 ◆パルクール フランスの軍隊トレーニングが発祥とされる。街なかや公園、岩場などの「スポット」と呼ばれる環境を主に利用し、走る、跳ぶ、登るなどの人間が本来持っている移動動作を通じて心身を鍛える。競技にはタイムを競うスピードラン、自由演技の得点を競うフリースタイルなどがある。

西日本スポーツ

最終更新:1/26(日) 8:06
西日本スポーツ

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