ここから本文です

保険ってどうやって成り立っているの? 保険の原理を説明します

1/26(日) 18:50配信

ファイナンシャルフィールド

保険とは、偶然な事故により経済的損失を被った場合、その経済的損失の回復を目的としてかけられるものです。

損害保険により、他国との貿易に使う船が海難事故で沈没したり、自分の家や工場が火災で全焼したりといった場合の経済的損失を担保することで、それらの事故にもかかわらず、正常な経済活動が行えるようになりました。

生命保険のおかげで、一家の働き手に万一のことがあっても、家族が路頭に迷わずに済んでいます。今回は、保険が成立するための要件と保険制度を支える基本原理について説明したいと思います。

保険の基本原理

まず、保険というシステムの基本原理について説明したいと思います。

1.大数の法則
火災や交通事故などは、個々の住居や自動車から見れば、偶然な事象としてとらえられます。

しかし長期間にわたり同種の事故を統計的に整理すると、そのような事故がほぼ一定の確率で発生していることが分かります。

サイコロを振っても「1」が出るか「6」が出るかは分かりませんが、何十回も振ると「1」の出る確率も「6」の出る確率もおおよそ6分の1になるのと同様です。

多数の観察数で見ると一定の発生頻度に近づくことを大数の法則と言い、保険事故発生の確率を予測するのに用いられます。

2.収支相等の原則
保険料は大数の法則に基づいて、将来事故の発生する確率に基づき算出されます。

保険の加入者が公平にその保険料を負担するのならば、保険料の総額と保険金の総額は一致する必要があります。これを収支相等の法則と言います。

実際には、これに保険事業を経営するための経費や資産運用収益を加えた上で運営されています。

3.給付・反対給付均等の原則
ある個人の保険料は、その個人が保有する危険の程度(事故の発生する確率)に相応するものである必要があります。

それを給付・反対給付均等の法則と言います。例えば、火災で焼失しやすい木造家屋の保険料は、鉄筋コンクリートの家の保険料より高くなければいけないということです。

給付・反対給付均等の原則は「公平の原則」とも呼ばれます。

1/2ページ

最終更新:1/26(日) 18:50
ファイナンシャルフィールド

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ