ここから本文です

田瀬小校舎をシンボルに 3月閉校、住民が活用法を探る

1/26(日) 9:11配信

岐阜新聞Web

 岐阜県中津川市田瀬、田瀬小学校(児童数45人)が3月に閉校する。住民は昨年から閉校記念の行事を開催するとともに、地元のシンボルとして校舎を残そうと活用方法を検討している。

 田瀬小は旧恵那郡福岡町にある。少子化の影響で、田瀬地域では2009年に旧恵那北高校(07年に中津高校と統合)がなくなり、17年には田瀬保育園が閉園した。福岡地区の住民団体から統合の要望を受け、市は23年を目標に福岡地区4小学校(田瀬、下野、福岡、高山)の統合計画を進めており、田瀬小が先行して近隣の下野小(児童数51人)に統合される。

 「恵那北高校のように校舎がそのままの状態では良くない。地元を荒廃化させないためにも田瀬小跡地の将来を考えることで、住民や子どもたちが閉校を前向きに捉えるようにしたかった」と話すのは、田瀬小に通う子を持つ伊藤実加さん。18年夏に校舎の利活用や地元の活性化を考える「たせっこ会」を有志5人と共に立ち上げ、先進地を視察するなど活用法を探る。住民からは地域交流の場やカフェ、共有オフィスなどの案が出ているという。

 また会は147年の歴史に幕を下ろす田瀬小に関心を持ってもらおうと、メンバーに加わる閉校記念事業実行委員会と共にイベントを企画。昨年12月には夏に続いて校舎の見学会を開催した。歴代の卒業写真や昔の教科書などを展示、訪れた住民が懐かしそうに眺めた。ボランティアで参加した卒業生の中学生は「校舎は壊すことなく残してほしい」と話し、閉校記念式典で披露する共同作品の作成を手伝った。

 市教育委員会は住民の意見を参考に今後の活用法を検討する。伊藤さんは「地元にとって閉校をマイナスにはしたくない。田瀬小が良いものに変わり、未来につながるようにしたい」と話す。

岐阜新聞社

最終更新:1/26(日) 9:11
岐阜新聞Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事