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BMX五輪金大本命の中村輪夢、前哨戦で予選首位通過「いい結果を残したい」

1/26(日) 8:00配信

スポーツ報知

◆ストリートスポーツ4種目の世界大会 キメラAサイド第1日(25日・愛知国際展示場)

 各競技の予選が行われ、東京五輪新種目のBMXフリースタイルパークは五輪金メダル候補の中村輪夢(りむ、17)=ウイングアーク1st=が103点の予選首位で26日の決勝に進んだ。スケートボード・ストリートも五輪の優勝候補に挙げられる堀米雄斗(21)=XFLAG=が168点で予選を首位通過した。

 中村は五輪イヤー初戦で好スタートを切った。ジャンプの高さを生かした技、360クワッドバースピン(自転車を横に1回転させながらハンドルを4回転させる)を決めると、その後も高難度の技を連発。日本のファンを沸かせ「声援のおかげです。いい走りができてよかった」とうなずいた。

 前日の公式練習では技をかけた際に転倒。地面に体を強く打ち肘と腰、足首を痛めた。予定された4時間の練習を約30分で切り上げたが、一夜明けても痛みは癒えず、出場さえも危ぶまれた。痛み止めを服用して臨んだこの日の直前練習で「痛みはあったけど、走ってみて(走りの)感覚的には悪くなかった」と出場を決断。昨季のW杯種目別を制した実力を発揮した。

 昨年11月の世界選手権で優勝したルーポズ、世界エリートランク1位のマーティン(ともにオーストラリア)を抑えての予選首位通過。マーティンは「さすがだった」と脱帽した。中村は「テンションは下がったけど、骨折じゃなくてよかった。どの技をするにもちょっと怖かったけど、その中で思った走りはできた」と安どの表情を見せた。

 五輪までに世界トップ選手が集まる国際大会は限られ、今大会は五輪前哨戦と位置づけられる。22日に所属先が京都・宇治市に総工費約4億円かけて新設した自身専用の練習場「Wing Park 1st」がオープン。「やっとシーズンが始まる。そのスタートでいい結果を残したい」。初代大会王者となり、五輪金メダルへつなげる。(宮下 京香)

 ◆中村 輪夢(なかむら・りむ)2002年2月9日、京都市生まれ。17歳。BMX専門店を営む父・辰司さんの影響で3歳から競技を始める。5歳で大会初出場。中学生からプロに転向し、3年時の16年に強豪が集う大会「Gショックタフネス」で優勝。19年W杯中国で日本男子初優勝。同年UCI年間ランキング日本男子初の1位。165センチ、55キロ。家族は両親と姉。

 ◆自転車BMXフリースタイル・パーク BMXフリースタイルの1種目で、制限時間内(1分の走行を2回)に「バンク」と呼ばれる斜面やスノーボードのハーフパイプに似た「ランプ」などが設置されたパークでジャンプや回転などの技の難易度や独自性を競い、100点満点で順位を決める。東京五輪日本代表は男女各1人が開催国枠で出場できる。5月12日時点でのエリート個人ランキングで10ポイント以上、もしくは19~20年W杯で準決勝に2回以上進出した選手が選出される。

 ◆ストリートスポーツ4種目の世界大会「キメラAサイド」 日本初のストリートスポーツのリーグ最終戦で、今年初開催。五輪新種目のBMXフリースタイルパーク、スケートボード・ストリート、非五輪種目のBMXフラットランド、インラインスケートの4種目。国内リーグ3戦で獲得したポイント数の上位5人が出場し、さらに世界トップクラスの海外選手11人を招待し、計16人で争われる。BMXフリースタイルパークとスケートボード・ストリートはランとベストトリック(技)の合計点で競う。優勝賞金1000万円(賞金総額は5400万円)でワールド・ツアーの約3倍と高額に設定される。

報知新聞社

最終更新:2/10(月) 0:10
スポーツ報知

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