ここから本文です

大沢たかお、俳優としての流儀「一番危うい方法を選ぶ」

1/27(月) 5:12配信

シネマトゥデイ

 「いまのやり方は結構危険なんですよね」と苦笑いを浮かべた俳優・大沢たかお。50代を迎えた現在、どんどんリスクや負担をかける芝居へとシフトしていく自分に危機感を抱いているという。

【動画】映画『AI崩壊』特報

 主演を務める最新作『AI崩壊』(1月31日公開)で大沢が演じるのは、人々の生活を支える医療AI“のぞみ”の開発者・桐生浩介。人類に役立つ発明が評価され、英雄のように慕われていたが、AIが暴走をはじめたことで、一瞬にしてテロリストの扱いを受け、日本中から追われるという役柄だ。

 劇中、桐生は追っ手から身を守るために奔走するが、その姿は、おおよそヒーロー然とした主役とは言い難い泥臭さが漂う。近未来サスペンスというジャンルに属するが、そこには徹底的にリアリティーを追求。なるべくCGは使わず日本全国でロケを行い、大沢自身も体を張って、追われている臨場感にこだわった。大沢は「普通にやったら絶対ダメだと思った」とつぶやくと「ある程度自分の感情を含めて、尋常じゃないところまで持っていかないと乗り越えられる作品じゃない」と覚悟を決めた。

 こうした大沢の自身への追い込み方は、本作の持つチャレンジスピリットに共感した部分が大きかった。「いまの日本において、ここまで規模の大きな作品には大体はベストセラーの小説や漫画などの原作がある。それをせず、完全オリジナルで挑むというのがなによりも魅力的でした。現場も鬼気迫る感じがあったし、それぞれが普通のことをやっていたら絶対に勝てない強敵だと思った」

 「強敵」という言葉の真意を問うと「僕らの仕事のゴールはお客さんに喜んでもらうこと」と俳優業の定義を述べる。続けて「2030年という10年後の世界ですが、AIをテーマにした近未来サスペンス作品というと、お客さんは、これまでにあるハリウッド映画の日本版みたいな想像をすると思うんです。まずその既成概念を壊し、日本人にしかできないサイエンスフィクションにしなければいけない。アメコミのヒーローではなく、そこら辺にいる男が、AIが崩壊してしまった脅威にボロボロになりながらも抗う姿が大切なんです」と説明する。

1/2ページ

最終更新:1/27(月) 5:12
シネマトゥデイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事