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「香川県からのアクセスをブロックするプログラム」が話題に ネット・ゲーム依存症対策条例への問題提起として

1/27(月) 18:34配信

ねとらぼ

 香川県議会が検討中の「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」に備え、「もしものために、香川県からのアクセスをブロックするプログラム」が公開され話題になっています。編集部では作者に、プログラムを公開した狙いなどを聞きました。

【問題となっている「ネット・ゲーム依存症対策条例素案」第11条(素案)】

 そもそもの発端となったのは、香川県が公開した「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の素案。「18歳未満は平日ゲーム60分まで」の部分が注目されがちな同条例ですが、素案の第11条を見ると「インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む)に供する事業またはコンピュータゲームのソフトウェアの開発、製造、提供等の事業を行う者は、その事業活動を行うに当たっては、県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮するとともに、県または市町が実施するネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする」との記載があります。

 つまり、この素案がそのまま通った場合、ゲーム業界だけでなく、あらゆるインターネット事業者は「香川県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮」しなければ条例違反ということに……。そのためネット上では早くから、「アクセス前に『香川県民ですか?』と聞く必要が出てくる」「香川県からのアクセスに規制が必要になってしまう」など懸念する声があがっていました。

 今回公開されたプログラムは、万が一「そういう状態」になった場合を想定して公開されたもの。作者のninoさんは、あくまで「ネタです」と前置きしつつ、「本当にサービス側が依存症に対策しないといけなくなったらやばい(絶対ないと思うけど)」と、技術情報共有サービス「Qiita」でプログラムを公開。「Geolocation API」(位置情報を取得するためのAPI)を用いて、ユーザーの所在地の緯度経度を取得して都道府県を割り出し、もし香川だった場合は香川県の公式サイトに飛ばすというシンプルな仕組みです。

 もちろん、位置情報の取得にはユーザーの同意が必要ですし、偽装されたり、拒否されたりしたら意味はありません。作者も「香川県のゲーム規制をネタにGeolocationで遊んでみました」と語るように、ジョーク的なプログラムではあります。しかし、それ自体が条例への皮肉の利いた意見に映るのも事実。編集部はninoさんに、作成の意図などを聞きました。

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最終更新:1/27(月) 18:34
ねとらぼ

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