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新型肺炎のウイルスはコウモリ→ヘビ→人間? コウモリはなぜ複数のパンデミックの原因になってきたのか

1/28(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

新型コロナウイルスの感染は拡大し続けている。

コロナウイルスは人獣共通ウイルスのため、動物から人間に感染する。

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2000年代初め、774人が死亡したSARSのコロナウイルスは、コウモリからシベット、シベットから人間へと感染した。

武漢コロナウイルスも、もともとはコウモリからきていると考えられていて、コウモリからヘビへ、ヘビから人間へと感染した可能性がある。

中国で感染が拡大している新型肺炎と、2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)には2つの共通点がある。どちらもコロナウイルスが原因で、生鮮市場でウイルスが動物から人間へと感染した。

コロナウイルスは人獣共通ウイルスだ。つまり、動物から人間へと感染が広がる。生鮮市場では生きているまたは死んでいる動物 ── 犬、鶏、豚、ヘビ、シベットなど ── と人間の距離が非常に近く、ウイルスの種を超えた感染が起きやすくなっている可能性がある。

Wildlife Conservation Societyは1月23日に出した声明文の中で、「ほとんど規制されていない、違法な野生生物の取り引きもある生きた動物の市場が、ウイルスに野生生物の宿主から人間へとうつる滅多にない機会を与えている」と指摘している。

SARSの場合、もともとの感染源はコウモリだった。コウモリのウイルスがそのフンや唾液を通じて他の動物に感染し、気付かないうちにその動物がウイルスを人間に運んだ。

オランダ、ロッテルダムにあるエラスムス医療センターのウイルス学者Bart Haagmans氏は、「コウモリと鳥類はパンデミックの可能性があるウイルスを保因する種と見なされている」とBusiness Insiderに語っている。

過去45年間で、少なくともSARSに加えて3つのパンデミックがコウモリに由来している。コウモリは1976年以降、複数回流行して約1万3500人の死亡者を出したエボラ出血熱の感染源であり、28カ国で見つかったMERS(中東呼吸器症候群)や、死亡率70%以上とも言われるニパウイルス感染症の感染源でもある。

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最終更新:1/28(火) 20:00
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