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“心ざわめくアート”が揃う 障がい者の作品集めた展示会 来場者「エネルギーや思い伝わる」

1/28(火) 20:04配信

NBS長野放送

長野放送

 心がざわめく・揺さぶられるアートです。長野県内の障がい者の皆さんが生み出した個性豊かな作品を展示する「ザワメキアート展」が今年も始まりました。

 大胆な色使いの恐竜。

 力強いタッチで描かれた顔。

 虹や太陽が一つに…。

作者・田中芳幸さん(伊那市):
「太陽がテーマ。楽しかったです」

 松本市美術館で「ザワメキアート展」が始まりました。障がい者が生み出すアートは、近年、国内外で評価が高まっています。「ザワメキアート展」は、県内でもそうした「心がざわめく」作品に触れてもらおうと始まり今年で4回目。会場には応募した176人の中から審査で選ばれた20人の作品およそ100点が展示されています。

来場者:
「色が鮮やかだったり、すごく驚いています」
「皆さんのエネルギーとか気持ち、生活の中の思いみたいなものが伝わる。いい意味で揺さぶられる」

 こちらは千曲市の北村隆晃さんの折り紙作品です。切れ込みは入れずにきっちり紙を折って好きなアニメのキャラクターなどを作品にしています。

北村隆晃さん(千曲市):
「全体のバランスを見て、羽を大きめに尻尾も長めに、そこがこだわったところ」

 北村さんの障がいはいわゆる「自閉症スペクトラム」。人と接するのが苦手だったり強いこだわりが出たりするのが特徴です。折り紙と出会ったのは体調を崩して入院した小学5年生のころだったと言います。

北村隆晃さん(千曲市):
「入院中にスタッフや友達がすごく難しい折り紙の本を持っていた。それを見てすごく面白いなと思って、挑戦してみたいと思った」

 高校を卒業し、今は事業所に通っていますが、折り紙はずっと続けていて、3年ほど前からはオリジナル作品に取り組むようになりました。

北村隆晃さん(千曲市):
「いろいろ考えてのんびりできる時間。いろいろな人に見せたりしてほめられたりするとちょっとうれしい。少し総合的に自信がついたかな」

 ザワメキアート展は、オリンピック・パラリンピックを盛り上げようと始まった経緯もあり、公募は今回でひとまず終了です。次は、これまでの入選者による集大成としての展示が検討されています。

ザワメキアート展・関孝之 実行委員長:
「その人の人生だったり、普段の生活だったり感じ取りながら作品に触れてほしい。“ざわめいて”いただきたいと思います」

 松本市美術館での展示は来月2日まで。8日からは佐久市立近代美術館で展示されます。

長野放送

最終更新:1/28(火) 20:04
NBS長野放送

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