ここから本文です

“ボーっと生きてる”と進む老化 お肌の若さを保つためには

1/28(火) 11:40配信

Medical Note

オリンピックイヤーの2020年が幕を開けました。世界中から観客が訪れる華やかなスポーツの祭典の舞台となる日本は、一方で世界に類を見ないスピードで高齢化が進行しています。総務省統計局などによると、2018年現在、日本の人口の28.1%が65歳以上で、14.2%が75歳以上です。出生率が低下し、1997年には65歳以上の高齢者の数が15歳未満の子供の数を上回り、2011年には出生数が死亡数を下回るなどして人口の減少が始まりました。そして、大人用のおむつの売り上げが赤ん坊用おむつを上回ったという驚きの事実が明らかになりました。そうした日本の現状を踏まえ、今後は医療者としても、自分自身のためにも、老化を“病”ととらえて立ち向かっていくべきだと、このめでたい年の始まりに考えるに至りました。老化対策には見た目も大切です。今回は、外見の印象に大きく影響する皮膚のケアについてお話しします。【東邦大学医療センター大森病院皮膚科臨床教授・関東裕美/メディカルノートNEWS & JOURNAL】

◇「化粧で顔の皮膚症状を隠せなくなった」70歳代女性の訴え

70歳を過ぎてからも積極的に美容治療を受け、気持ちよく過ごされていた女性Aさんのケースです。「前年の9月からシミ、しわに外用薬、注射、レーザーなどの美容治療を続けたところ、12月になって赤みが出て顔も腫れてしまうようになったため、近くの皮膚科クリニックで治療を受けながら化粧をして過ごしていました。ところが、春先に花粉が飛ぶようになると、治療をしてもかゆみが強くなり、いよいよ化粧で隠せなくなりました」と、クリニックの医師からの紹介で受診されました。毎月、白髪染めもしていますが、特に毛染め後にかゆみは出ないとのことです。

拝見すると目の周囲と口の周囲が赤黒くなっており、頬から耳の周囲、首までその症状が広がっていました。この何カ月か皮膚の発疹を繰り返していてずっと原因が除かれていない状況であることをお話しし、毎日使用されている製品を全て一旦中止して内服治療を開始しました。

1/3ページ

最終更新:1/28(火) 16:14
Medical Note

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事