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【漫画】顔が2つに増えてしまった女子高生 「やだやだ!」わめく顔の正体は?

1/28(火) 11:10配信

マグミクス

受験を控える少女の言葉「なんでもない」

 大学受験を控えた高校生の優子。学校の先生は不快な存在で、クラスに友達はいません。帰れば、母親からは模試の点数を厳しく咎められます。つらい日々でも、優子は黙って我慢をし続けていました。

【マンガ】女子高生に生まれたもうひとつの「顔」の正体は? 本編を読む

 しかしある日、優子に「もうひとつの顔」が生まれます。

「やだやだ!」「学校行きたくない!」とわめく「もうひとつの顔」は、優子にしか見えません。この顔の正体とは……。

 タルヴァンダさん(@inubron)による創作マンガ『私の子供はなんでもない』がTwitterに公開され、話題になっています。作品について、タルヴァンダさんにお話を聞きました。

ーーたくさんのマンガ作品を公開なさっていますが、『私の子供はなんでもない』が生まれたきっかけはありましたか?

 ある日、友人が相談をしてもいいかと連絡してきました。通話で話を聞くと、今まで悩んでいたことを打ち明けてくれました。相談するに至るまでも葛藤があったように見えて、自分の悩みを打ち明けることは容易ではなく勇気のいることだと感じました。

 また、この時期になると自分の受験期をよく思い出すのですが、周りを見ると不満や不安を自分の内に溜め込む人が多かったように感じていました。それは自分も例外ではなくて。

 そういったことがあり「本音を言い出せないで溜め込む人」をテーマに、作品を描こうと思い至りました。

ーータイトルの『私の子供はなんでもない』はお母さんの視点なのでしょうか。このタイトルにはどんなメッセージが込められていますか?

 お母さんの視点であり、主人公の優子自身の視点でもあります。

 この作品のサブテーマが「インナーチャイルドの無視」と決めていました。インナーチャイルド、つまり本音や潜在意識の自分のことであり、周りを気にせず自分の言いたいことやしたいことをする自分が必ず人には存在すると考えています。

 その今まで抑えていたインナーチャイルドが露呈したらどうなるか、という話にしたかったのですが、お母さんにとっても優子自身にとっても人生の目標(大学受験など)を達成するためにはそれは許されざる事象です。

「インナーチャイルドの無視」が彼女らにとって人生を円滑に送る鍵となります。

 母にとっての自分の子供を、優子にとっての自分のなかの子供(インナーチャイルド)を「なんでもない」と決めつけ本音を無視する彼女らの生きざまを表現したくこのタイトルにしました。

 もちろん、そのままでは心から幸せと感じることはありません。

 インナーチャイルドを無視し続ければ心的負担が増えるから、思い当たる人はどうか見つめ直してほしい、どうにか自分の幸せのためにも大変だけれど不満や不安のはけ口か心のよりどころを見つけてほしい、という思いを込めています。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「本心を吐き出せる場所がひとつでもあれば良かったけど現実はうまくいかない」という感想が印象に残りました。先ほど「不満や不安のはけ口を見つけてほしい」と述べましたがやはり容易なことではないですよね。はけ口でなくても、心のよりどころが見つかれば良いのですが。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 今後もスローペースではありますが20ページの短編マンガを制作し公開していければと思います。誰かの心にクサッと静かに刺さるような作品が描きたいです。

マグミクス編集部

最終更新:1/28(火) 18:00
マグミクス

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