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【Bリーグ・新潟アルビレックスBB 今村佳太】20周年を迎えた日本最古のプロチームを見て育った今村佳太「不思議な感覚」

1/28(火) 18:03配信

バスケットボールスピリッツ

『ゼロから1』にした素晴らしい功績

2000年に日本初のプロバスケットボールチームとして誕生した新潟アルビレックスBBは、20周年を迎えた。90年代は不況の煽りを受け、多くの強豪チームが消滅していった時期。大和証券ホットブリザーズも休部を表明し、その意志とJBLへの会員権を受け継ぎ(※2部からスタート)、思い切ってプロへと舵を切って誕生させたのが新潟だ。

現在指揮を執る庄司和広ヘッドコーチと青木勇人アソシエイトコーチはいずれも初期メンバーであり、20年前に新潟にやってきた。「アルビレックスを創設し、プロバスケチームとして最初にできたこと、ゼロを1にしてくれたことが素晴らしかった。感謝しかないし、それがあったからこそ今のプロリーグが発展している」と語る庄司ヘッドコーチ。現在も所属する当事者だが、「20周年おめでとうございます」と言わずにはいられなかった。

「その後にプロチームとして追いつかれ、追い抜かれている部分もあるかも知れない。また、1から2にするスピードを持っているチームはたくさんある。でも、ゼロから1にした意義は大きく、素晴らしい功績であり、アルビレックスには本当に感謝しかない」

バスケだけをしていれば良かった実業団チームとは違い、チケットを売り、観客を集めなければ収入を得られないプロチーム。選手自ら街頭に立ち、ビラ配りからスタートした。道行く人に率先して声をかけ、存在を知ってもらおうとしていたのは青木アソシエイトコーチの方だった。逆に、庄司ヘッドコーチは斜に構えて不満を口にしていたと当時の関係者に聞いたことがある。しかし、回数を重ねるにつれて前へ出て行き、庄司ヘッドコーチ自身もゼロから1に変え、プロ選手としての礎を築いていった。

「20周年の中に自分がいるのは不思議な感覚があります」という今村佳太は、バスケをはじめた小学生の頃から新潟を見て育った選手である。

ポジションアップしたことで増えはじめたアシスト数

ホームである長岡市出身の今村は、「僕が試合を見に行ったときにはすでに池田(雄一)さんがいました。今、一緒にプレーさせていただいているのも、すごく不思議な感覚があります。池田さんからはいろんな助言をいただいていますし、僕にない経験を言葉として伝えてくれますので、すごく勉強させてもらっています」と、子どもの頃のヒーローと同じオレンジのジャージーを着て戦っている。

チームは得点の核であったダバンテ・ガードナーがシーホース三河へ移籍したことで、スタイルの変更を余儀なくされた。「今シーズンは堅守からブレイクにつなげることがチームカラー。いかに日本人選手がアタックしながらパスを振って、全員が得点できるチャンスを増やすことを目指しています」というスタイルは、今村のプレーにもマッチしている。

折り返しとなった今節は、秋田ノーザンハピネッツに1勝1敗でようやく10勝目(22敗)を挙げた。勝利したほとんどの試合は失点を70点以下に抑えており、やはりディフェンスが鍵を握る。

今村自身の役割にも変化が見られ、「フォワードよりもポイントガードとシューティングガードの役割の方が多くなっています。今後を考えても、挑戦していかなければいけないです」とポジションアップし、来シーズンから外国籍選手を1人増やせるアジア枠のレギュレーション変更に対応するための準備をはじめていた。

五十嵐圭と柏木真介の経験豊富なベテランガードがおり、「先輩方からのアドバイスを受け入れながらプレーすると、パスを裁けるポイントはいくつもあるんだな、と試合をこなす中でどんどん分かってきており、そこはプラスになっています。もう少し精度を上げていくことが、今の自分の課題です」という今村は良いアシストも見せはじめている。

昨シーズンは6試合(CSも含め)の出場に留まったため、比較対象にはできない。2018年の夏、日本代表に選出されながら軽率な行為で1年間の公式戦出場停止の処分を受け、新人王も狙えたルーキーシーズンを棒に振った。特別指定選手ながら42試合、平均20分を出場した2シーズン前を参考にすれば、アシストは平均0.7本から2.7本へと増えている。

「特別指定のときは自分のことだけで精一杯でした。昨シーズンはコートに立てなかったですが、試合を見ることはできました。中地区首位となり、どうやってチームが勝っているのかを見ながら学ばせてもらった部分も大きかったです。それが今シーズンのアシストにつながっており、その部分をもっと生かしていければ、自分としてもチームとしても良い循環で回していけると思っています」

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最終更新:1/28(火) 18:03
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