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迅速帰国対応と国内感染阻止のバランスが重要~武漢の在留邦人帰国開始へ

1/29(水) 12:10配信

ニッポン放送

ニッポン放送「ザ・フォーカス」(1月28日放送)に中央大学法科大学院教授・弁護士の野村修也が出演。新型肺炎の感染拡大について解説した。

中国での新型肺炎の死者106人に

中国政府は28日、「新型コロナウイルスによる肺炎の死者が106人に達した」と発表した。最も感染が深刻な武漢市のある湖北省では新たに24人が亡くなり、中国本土の感染者は4,500人を超えている。

森田耕次解説委員)加藤厚生労働大臣は、日本国内で新たに2例の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを明らかにしました。このうち1人は中国の滞在歴がないバスの運転手で、今年2020年1月に2回、武漢市からのツアー客を乗せたということです。このバス運転手は奈良県に住む60代の男性です。

野村)いわゆる飛沫感染ですよね。空気で接触している人たちの間で咳やくしゃみに接すると、感染するということなのですよね。

森田)中国国内では死者が100人を超えまして、合わせて106人。湖北省で24人増えたということです。中国本土の感染者は4,515人となっています。27日、北京では50歳の男性が新型肺炎で死亡し、首都北京での死者は初めて。死者は湖北省、上海、黒竜江省、海南省などにも広がっています。世界ではカナダとドイツでも感染者が初めて確認されているという状況で、武漢市の市長は「春節や新型肺炎の要因で500万人くらいが既に武漢を離れた」と述べていまして、武漢に残っているのは900万人あまりだということです。市内への交通を遮断する前に多くの市民が移動してしまっているということですから、ますます感染が拡大するということですよね。

野村)ツアーについては制限していますが、その前に来てしまっている方もいますし、個人で旅行をアレンジすれば来ることはできます。日本の国内には武漢出身の方がたくさんいると思いますが、全員病気にかかっているわけではないのであまり厳しい目を向けることはできません。自分の立場になって考えると、海外旅行へ行って、熱が出てしまったと。でも、熱を押して見学しようという気持ちにはなってしまいます。日本でも発見された武漢からの旅行者の方が、確認される前にバスツアーに参加したりしているのです。そういうことで、今回バスの運転手の方が罹患してしまったので、いちばん大事なのは体調が悪くなったらすぐに病院へかかることだと思います。

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最終更新:1/29(水) 12:10
ニッポン放送

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