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【Kitri インタビュー】応援してくれる“Kitrist”を主人公にしたアルバム

1/29(水) 10:03配信

OKMusic

2019年に大橋トリオのプロデュースでメジャーデビューした、ピアノ連弾ユニットのKitriが1stアルバム『Kitrist』を完成させた。目まぐるしく環境が変わる中、ふたりが一番に思い浮かべたのは応援してくれる人のこと。“楽曲を聴いて自由に想像してほしい”という想いの通り、頭の中で色鮮やかな世界が広がる作品となっている。

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憧れだった大橋トリオといい音楽にするための共同作業ができた

──アルバム『Kitrist』は、2019年1月にリリースしたメジャーデビューEP『Primo』と、同年7月にリリースした2nd EP『Secondo』に続く三部作になっているそうですが、この構想はいつからあったのですか?

Mona:デビュー前からフルアルバムを目標にしていたので、EPをリリースした時から“次はアルバムを作りたい”という想いで準備していました。『Primo』はデビューへの決意、『Secondo』でそこからさらに成長した姿を届けられるように挑戦をして。今作はデビューからの1年間の集大成ということで、やっと第一歩を踏み出せたという感覚です。この1年でたくさんの人に協力してもらい、Kitriの音楽の輪ができてきたかなと思います。

──今作で第一歩を実感したのですね。『Primo』でピアノ連弾ユニットというスタイルを提示し、『Secondo』のリード曲「矛盾律」では“自由に曲作りができた”とうかがってたので、二歩、三歩と進んでいる感覚なのかと思っていました。

Mona:いえいえそんな…“Kitriを聴いてくれる方がいる”という実感はあったのですが、まだまだ新鮮な気持ちです!

──“Kitrist”というタイトルは、ファンやKitriを取り巻く全ての人を表わしているそうで。

Mona:はい。楽曲やKitriというユニット自体も、最初は自分たちの頭の中にあるものでしかなかったので、この1年の活動で生まれた“Kitrist”という言葉を感謝も込めてタイトルにしました。

Hina:応援してくださる方々がいたおかげでできたアルバムなので、主人公は私たちKitriではなく、“Kitristのみなさん”にしたくて。

Mona:だからこそ、今作ではあえて強いメッセージ性にこだわらず、楽曲ごとの世界観をみなさんに想像してもらえるように心掛けました。自由に思い浮かべていただいて、遊んでもらえる一枚になったらと。

Hina:前作に引き続き挑戦したこともたくさんあって、全11曲でグラデーションになるような、色鮮やかな仕上がりになったと思います。

ーはじめに「overture」が入っているのは今作での新しい試みのひとつですよね。

Mona:アルバムに助走を付けると言いますか、次の「Akari」にもつながる曲を入れたくて。歌詞はありませんが、歌声で瑞々しさを表現しました。網守将平さんが生命力を感じるアレンジにしてくださり、まさにイメージにぴったりでした。

──Kitriで輪唱をするのは初めてですか?

Mona:はい。初めは勉強のためにカノンを作ってみたいと思ったのがきっかけで、メロディーの美しさが重要になるんですけど、結果的に面白いものができました。歌う時は「かえるのうた」のような楽しさがあるのですが、作っている時は熱が出そうなくらい頭を使いました。

Hina:コーラスをたくさん重ねていて、自分が歌うところを途中で見失いそうになる難しさもありましたけど、出来上がった時の喜びは大きかったです。

──「Akari」に移り変わるといつものKitriを感じられて、ハッとする展開でした。

Mona:イントロに電車の音が入っているんですが、ここからアルバムが動き出すような感じで聴いてもらえたらと思います。壮大な雰囲気から現実に降り立つような流れにもできました。

──歌詞には活動を続ける中での環境の変化も落とし込まれているのかなと思いました。前向きに歩んでいくイメージだけでなく、不安や葛藤もそのまま表現されているというか。

Mona:「Akari」では“無常”を表現したかったんです。始まりがあれば終わりがあるということや、変わりゆくものに対して不安や懐かしむ気持ちもありつつ、“現実を受け止めていこう”という決意を込めています。曲自体は1年半前から温めていたので、ブラッシュアップしてアルバムに入れることができました。特にピアノアレンジが大きく変わっていて、連弾で入れる予定だったんですけど、何か新しい色を加えたいと悩んでいた時に大橋トリオさんがアドリブで弾いていたピアノがイメージにぴったりで! 本格的に楽器演奏で参加していただき、クラシカルな連弾とは違うかたちでKitriの歌を届けるという新しい色が加わりましたね。

──ご自分からお願いできたっていうのは、これまでの大橋さんとの制作期間があったからですかね。

Hina:今でもずっと憧れている方なので恐れ多かったのですが、欲しい音への気持ちが強く、勇気を出してお願いしました。

Mona:レコーディングの時にKitriが演奏しているところを大橋さんがディレクションしてくださるんですけど、この曲では大橋さんが弾いているところを私たちが外のブースで聴いていて…いい音楽にするための共同作業ができて嬉しかったです。

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最終更新:1/29(水) 10:03
OKMusic

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