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米当局、不要不急の中国渡航回避を勧告-空港スクリーニング強化

1/29(水) 7:04配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米衛生当局は中国を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同国への不要不急の渡航を控えるよう米国民に勧告した。新型ウイルス感染による中国国内の死者数が100人を超え、ウイルス拡散防止に努める米当局は空港でのスクリーニングを強化したほか、中国当局にデータ共有を含め一層の協力を要請した。

米疾病対策センター(CDC)は28日、中国からの渡航者のスクリーニングを国内20カ所の空港で実施していると説明した。先週時点では5カ所の空港だった。CDCは新型ウイルスの米国民へのリスクは低いと考えられるとしながらも、感染拡大を阻止するため予防措置が必要だと指摘した。

CDCは声明で、「このウイルスの人から人への一定の感染拡大が米国内で確認される可能性はあるが、米保健当局の対応の目標はウイルスを封じ込め、国内での持続的な感染拡大を防ぐことだ」とした。

米国は新型ウイルス究明のため、公衆衛生専門家を中国に派遣しようとしている。アザー厚生長官は、数週間前から中国当局者に繰り返し働き掛けており、米専門家チームが受け入れられることを望むと語った。

中国の習近平国家主席と世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は28日、北京で会談し、できるだけ迅速に国際専門家チームを中国に派遣することで合意した。米国の専門家派遣につながる可能性がある。

一方、米ユナイテッド航空は28日、2月1日から米中路線の大半の航空便の運航を停止すると発表した。需要が大幅に縮小したためだと説明した。同社の電子メールによると、運航停止されるのは北京、香港、上海行きの24便。シカゴ、サンフランシスコ、ワシントン、ニューアーク発の便も含まれる。

CNBCによると、ホワイトハウスは新型ウイルスの感染拡大を理由に中国への渡航制限を検討している。CNBCが匿名の情報源を引用して伝えたところでは、ホワイトハウスでの27日の上級スタッフ会合で渡航制限が議論された。中国発着便や米国内の空港に影響が及ぶ可能性があるという。

27日には米国務省が、中国への渡航警戒レベルを4段階の上から2番目であるレベル3の「渡航の再検討」に引き上げていた。

原題:U.S. Widens Virus Travel Scans, Seeks Entry to Outbreak Zone (1)(抜粋)

White House Considers Imposing China Travel Restrictions: CNBC(抜粋)

United Air to Reduce China Flights After U.S. Warns on Virus(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg News

最終更新:1/29(水) 7:04
Bloomberg

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