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国際美術館会議(CIMAM)があいトリについて声明を発表。「展示再開は国際的な好例」

2/1(土) 12:52配信

美術手帖

 世界85ヶ国の近現代美術館に関わる専門家560名以上によって構成されている国際美術館会議(CIMAM)は1月31日、「あいちトリエンナーレ2019」における「表現の不自由展・その後」を含む展示再開について声明を発表。参加アーティストと学芸員を称賛するとともに、補助金不交付問題についても言及した。

 CIMAMは、「Aichi Triennale re-opened thanks to the artists’ and curators’
efforts」と題した声明の中で、「政治的圧力からトリエンナーレの自治権を回復するため、そして展示再開のために動いたアーティスト、学芸員は称賛に値する」と表明。


 あいちトリエンナーレ2019をめぐっては、開幕から3日で「表現の不自由展・その後」が展示中止となり、その後、海外からの参加作家を中心に展示中止や内容変更が行われるも、10月8日午後にすべてが再開。多くの人々が詰めかけた。


 展示再開の期間はわずかだったが(10月8日~14日)、CIMAMは「短い期間であっても、この再開を確保しようとする彼らの努力は、政治的圧力に反対する声明としての展示再開の重要性を反映している。展示再開は、政治的圧力と検閲に抵抗する国際的なアートコミュニティにとっての好例」と称賛する。


 いっぽう、あいトリでは文化庁による補助金約7800万円が全額不交付となっている。これについてCIMAMは「深く懸念する」としつつ、次のようにコメントしている。


 「CIMAMは2019年10月10日の声明の中で、文化庁が助成金を保留した理由に疑問を呈し、補助金を再交付するよう文化庁に要請した。CIMAMはこの要請を、緊急の問題として再度表明する」。

 

最終更新:2/1(土) 12:52
美術手帖

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