新型コロナウイルスによる肺炎への感染に警戒感が高まる中、インフルエンザの流行期も重なり、全国的にマスクの需要が急増している。青森県内のドラッグストアや小売店でも品薄状態で、マスクを求めて店をはしごする人も。商品棚には欠品が目立ち、購入数に制限を設ける店も出ている。
1日午後、メガ石江店(青森市)のマスク売り場には、ひっきりなしに買い物客が立ち寄り「今朝入荷した」(同店)という30枚入りの箱を手に取った。同市の主婦(64)は「新型肺炎が心配。テレビで『マスクがない』と騒いでいたので2、3カ所回ったけれど、商品がなかった」と話し、早速マスクの箱を買い物かごに入れていた。
同店ではここ1週間、マスクの売り上げが例年の約5倍に急増し「入荷しても店頭に出せばすぐ売れてしまう。在庫を確保するのが難しい状態」と廻立生(まわたちいくる)店長。機能性より「大容量」の商品のニーズが高く、現在は購入数を制限して販売している。一方で「マスクがクローズアップされがちだけれど、手洗い・うがいといった他の予防策もある。さまざまな方法やアイテムを駆使して予防してほしい」と話した。
県内外で約80店舗を展開するハッピードラッグでは、1月下旬のマスクの売り上げが例年の10倍以上に。大量購入する人もおり一部店舗では個数制限を設けた。消毒用エタノールや除菌剤も需要が伸びているという。同店を運営する丸大サクラヰ薬局(同市)の岩田裕介商品部長は「店舗によっては、来店者の8割近くがマスクを購入しています」と説明する。
別のドラッグストアでは1月31日夕方時点でマスクがほぼ完売した。担当者によると、完売の経験は2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の時以来。入荷の見通しは「何とも言えない」とし、商品の確保がままならない現状に困惑気味だった。
最終更新:2/2(日) 8:41
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