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タンカン収穫シーズン 奄美大島、徳之島ではさみ入れ式

2/2(日) 13:03配信

南海日日新聞

 鹿児島県のJAあまみ大島事業本部主催の2019年度「奄美たんかんはさみ入れ式」は1日、大和村大金久の玉野果樹園であった。生産者と同事業本部や行政などから関係者約50人が出席。たわわに実ったタンカンにはさみを入れ、収穫シーズンの到来を祝った。

 大島事業本部によると、19年度産は台風の被害もなく生産量は回復傾向で、前年度実績を30トン上回る97トンの共販を見込んでいる。昨年11月以降の高温の影響で心配していた着色も順調だという。

 はさみ入れ式で、大島事業本部果樹部会の大海昌平部会長は「奄美大島選果場の光センサーに果実を通して内容品質を保証し、経営安定と産地の活性化に努めてほしい」と生産者に呼び掛けた。

 園主の玉野公和さん(65)は「はさみ入れ式の会場となり、とても光栄。肥培管理を徹底して今後もおいしいタンカンを育てていきたい」と抱負を述べた。

 大和村の泉有智副村長と県大島支庁農政普及課の田中浩人課長が祝辞を述べた後、玉野さんや関係機関の代表らがはさみを入れ、鮮やかに色づいたタンカンを手に笑顔を見せていた。

徳之島、収穫は3月下旬まで

 徳之島町柑橘生産組合(是枝純一組合長、組合員90人)も1日、2019年度徳之島産タンカン「玉黄金」のはさみ入れ式を同町亀津の奥山洋子さん(84)の果樹園で行った。関係者らは収穫シーズンの到来を喜び、品質管理の徹底や産地づくりに向けた連携強化を誓った。収穫は3月下旬まで続く。

 同組合などによると、徳之島産タンカンの今期の栽培面積は70ヘクタール。裏年に加え、18年9月に襲来した台風24号の影響で樹勢が衰えて着果が少なかったこともあり、生産量は前期計画比20トン増の210トンを見込む。

 先月14日時点の果実品質分析では、糖度は平均11・0度、酸度は同1・0%。酸切れが進み、糖度は平年を上回る高品質となっている。

 式には生産者や行政、流通関係者ら約40人が出席した。是枝組合長(71)は「(台風被害が深刻だった)前期に続き、今期も出荷量が少ない。品質管理をしっかり行って顧客の信頼に応え、ミカン離れを防いで来年につなげよう」とあいさつ。是枝組合長や奥山さんらが鮮やかに色づいたタンカンにはさみを入れ、収穫開始を祝った。

 同組合の「玉黄金」の共販取り扱い量は12トンを見込み、島内の流通業者を通じて全国へ出荷するという。徳之島地区たんかん品評会が12日、JAあまみ徳之島事業本部で行われる。

奄美の南海日日新聞

最終更新:2/2(日) 13:03
南海日日新聞

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