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「マスクは不要」「玉ねぎを食べれば…」新型肺炎対策で各国迷走

2/3(月) 13:24配信

ロイター

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国ではマスクの需要が急増し、工場ではフル生産体制が続いている。一方、各国では根拠に乏しい予防法をSNSで紹介した政府高官が批判を浴びるなど、感染対策を巡って迷走している。

 中国の工場で大量に生産されるマスク。新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、中国政府は生産業者にマスクの増産を要請した。そして驚異的な数のマスクが生産されている。

 マスク工場の従業員は「私が1度のシフトで生産するのは2万5000枚。大変だがこうした状況だから仕方がない。もっと多くのマスクを作らなくては」と話す。

 彼らが多くのマスクを作る理由は、想像に難くない。香港では31日、マスクを求める人の長い行列が薬局の前にできていた。

 しかし、そもそもマスクをする必要があるのかを巡って混乱も見られた。

 シンガポールの主要紙は31日、健康な人はマスクは不要と伝えた。また豪州と台湾の当局も、健康な人は必要ないとしてきた。

 だが豪政府は、マスク100万枚を国家備蓄から放出した。

 さらに台湾も、マスクの輸出を禁止した。台湾の鉄道当局は仮に感染拡大が続いた場合、マスクをしていない人の乗車を拒否する可能性を示唆した。

 香港では議会の厚生委員長を務める議員が、使い捨てマスクを蒸して再利用する動画を公開し、批判を浴びた。

 インドでは、生姜と聖なるバジルを混ぜた伝統的な飲料が予防に良いと当局が一風変わったアドバイス。

 ミャンマーでは閣僚が玉ねぎをたくさん食べるとよいとフェイスブックに投稿し、非難を浴びた。

 世界保健機関(WHO)の公式なガイダンスでは、ウイルス対策でマスクをつけることには言及していない。同機関のウェブサイトに、具体的な対策はなにひとつ書かれていない。

最終更新:2/3(月) 13:24
ロイター

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