ここから本文です

ピーナツアレルギー薬を米FDAが初承認-治療方法に劇的変化も

2/3(月) 10:01配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ピーナツの摂取が引き起こす食物アレルギーを治療する薬が初めて米食品医薬品局(FDA)に承認された。ピーナツアレルギーの子供の治療でパラダイムシフトが起きる可能性がある。

この薬は米バイオ医薬品会社エイミューン・セラピューティクスが「PALFORZIA」の商品名で販売することになる。患者にピーナツ・タンパク質を少量摂取させることから始め、徐々に量を増やしていく仕組み。これによってアレルゲンに対するアレルギー反応を軽減できるようにする。一部のアレルギー専門医が実施する経口療法と似ているが、初のFDA承認薬となる。

エイミュ―ンの株価は1月31日の通常取引後の時間外取引で一時22%高の37.90ドルに上昇した。

米国でのPALFORZIA臨床試験の治験責任医師を務めるシカゴ大学のクリスティーナ・チャッチョ准教授は「食物アレルギー専門医と患者の双方にとってゲームチェンジャーになるだろう。これまでは患者に食べ物に気を付け、万一反応が出た場合のためにアドレナリン自己注射器を常に使える用意をしておくよう伝えることしかできなかった」と語った。

この新薬はピーナツアレルギーの治癒につながるものではなく、臨床試験では全ての患者に効果があるとは限らないことが示されているが、誤って摂取すれば命にかかわる可能性を心配する子供と両親に対し人生を変えるような恩恵をもたらし得ると、エイミュ―ンは説明している。

今回の承認は4-17歳が対象だが、1-4歳向けも試験を進めている。米国のピーナツアレルギー患者は約300万人で、エイミュ―ンによると、その約半分が4-17歳。

原題:First Peanut Allergy Drug Wins Approval From U.S. Regulators (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bailey Lipschultz

最終更新:2/3(月) 10:01
Bloomberg

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事