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BiS、満員LIQUIDROOMで迎えたツアー千秋楽で宣言「3期BiSは武道館に立ちます!」

2/4(火) 0:54配信

音楽ナタリー

BiSが昨日2月3日に東京・LIQUIDROOMで全国ツアー「“LIVE DAM Ai” presents STAND BY BiS」を開催した。

【写真】BiS(Photo by sotobayashi kenta)(メディアギャラリー他8件)

1月5日の愛知・APOLLO BASEを皮切りに全7都市8公演が行われたこのツアー。BiSは2月5日に2ndアルバム「LOOKiE」のリリースを控える直前、歴代BiSがライブを行ってきたLIQUIDROOMで千秋楽を迎えた。前説ではBiSマネージャーの渡辺淳之介が登場し、諸注意を述べたあと「ひさびさにLIQUIDROOMで第1期BiSを思い出した。そして大事なのは研究員(BiSファンの呼称)なんじゃないかって。研究員とライブを作っていきたい」という旨を話し、フロアを埋め尽くす研究員を沸かせた。

開演時間を過ぎ、ステージとフロアを隔てる紗幕には舞台裏の映像が投影され、BiSが楽屋からステージ袖に向かうまでの様子が映し出される。スクリーンの中のメンバーはステージに上がる手前で円陣を組み、「いくぞー! にゃんにゃん!」と気合い入れを行った。そして紗幕にイトー・ムセンシティ部、チャントモンキー、ネオ・トゥリーズ、トギーのシルエットが浮かび、紗幕が降ろされるもステージは無人。場内がざわつく中、4人はゆっくりとステージに上がり「LET'S GO どうも」でライブの狼煙を上げた。BiSは「FOOL PROOF」「KiSS MY ASS」と2ndアルバム収録の楽曲を届け、自己紹介を挟んで「TRAP」「SURRENDER」を連投。激しい咆哮を響かせてフロアの興奮を誘った。バラード「LAUGH AT ME」でクールダウンしたのもつかの間、BiSは重低音が鳴り響くダンサブルな「1,2,3!!!」や、シャウトが炸裂する「FUCKiNG OUT」、インダストリアルナンバー「DEAD or A LiME」を続けて披露。派手な照明や大量のCO2噴射といった演出で楽曲の世界観が彩られた。

ライブ後半、BiSは「this is not a love song」をエモーショナルに歌い上げ、「absolutely meeeeee!!」ではステージをいっぱいに使ってかわいらしい歌と踊りを披露した。トギーは「半年間活動してきて、人生の中で選択に迫られることがたくさんありました。そういう選択が間違っているかもわからないことがたくさんありました。こうやってBiSとして活動してきてわかったのは、選択を間違ったとしても、あとから間違ったことにしなければそれでいいと気付きました」とシリアスに語るも、「私たちは間違うことはあっても、間違いじゃないことにします」と発言。研究員は意味深な言葉にどよめいたのちに笑い声を上げ、拍手を送った。

続けてBiSは新作の収録曲でツアーでも披露してきた楽曲「SPiLLED MiLK」を感情豊かにパフォーマンス。軽快なポップチューン「LOVELY LOVELY」ではメンバーが猫に見立てたポーズを取ってキュートに歌い踊ると、研究員も同様の振り付けを楽しんだ。かわいらしい楽曲から一転、アップテンポなキラーチューン「STUPiD」が投下されると、LIQUIDROOMは興奮のるつぼに。BiSはアクセル全開で「FOR ME」「テレフォン」とパワフルなナンバーを立て続けに繰り出し、最後はヘッドバンギング、スクワットをひたすら繰り返すという過酷な楽曲「thousand crickets」でライブを締めくくった。

アンコールではまず、イトーが新規ツアー決定を研究員に報告。5月から12都市を回ることと、ツアータイトルが「HEART-SHAPED BiS TOUR 1st season」であることを伝え、「“1st season”ということは……? 楽しみにしていてください!」と含みをもたせた。そしてイトーは「BiSに入ってから自分の変化を感じます」と話し、しばし間を置いてから、「ぬあーちんこ!」と絶叫。これまで下ネタが苦手で「ちんこ」と発言できなかったイトーの突然の叫びに、観客のみならずメンバーからも拍手が送られた。イトーは「BiSに入ってから楽しいことばっかりです。今まで人に言えないことばかりをしでかしてきていて、コンプレックスの塊でした。BiSになったばかりの頃、自信がなかったのにスタッフさんに『お前は明るいな』と言ってくれました。自分が明るいなんて思ったことがなかったからうれしかった。私はBiSで気付きました。人を笑っている姿を見ることも、自分で表現することも大好きです。自分の弱さを今まで人のせいにしていて、幸せなことを否定すること、自分はダメなままでいいと思うことがなくなって。幸せなら幸せだと言っていいんだと思えるようになりました。ツアーでライブを重ねてきて本当に幸せで、みんなのBiSに対する思いとか、メンバー、スタッフさんの気持ちを全部大切にして守っていきたいと思いました。これからもここに立たせてください。よろしくお願いします」と自身の思いを吐露した。

続いてネオは「私はBiSになって感情を取り戻しました。この半年間でものすごく考える時間が増えました。昔は悩みごとが全然なかったけど、今はものすごく悩むこともあって、ポジティブに考えることができないこともありました。どうがんばってもできないこととか、声が枯れて歌うことができないとか、足を怪我してダンスができないという状況もあって、それがものすごく悔しくて。自分で自分を追い詰めて、歌うことすら嫌いになってしまいそうな自分がいました」と泣きながらコメント。続けて「でも逆にそういう感情がある中でたくさん学んだこともあるし、実際に変われた自分もいます。世の中、なりたいものがあってもなれない人がいたり、すごく悩んで生きづらい人がいる中、好きなことができるところで生きていて。自分に負けないでどれだけできるか、BiSがみんなの希望や生きる楽しみになっていたらうれしいです。自分はもっとBiSでがんばりたいし、ネガティブになっても励ましてくれるメンバーがいます。でもそれに甘えずに自分自身が強くなれるようにがんばりたいと思います。もっと努力して発信して、ここにいる人、来られなかった人、ニコ生を観てくれているみんなが来られるような大きなステージに立ちます。これからもよろしくお願いします」と述べた。

チャントモンキーは「BiSになっていなかったらどうなっていたんだろうと考えることがあります。私は今まで家族とか友達とかを大切にして、真面目に勉強して生きてきました。今はそこから離れてBiSをやっているんですけど、上京したての頃はちょっと後悔していました。でもBiSになって活動していくに連れて、寂しさはあっても後悔はなくなりました。それは前よりもBiSに夢中になれているからかなって。人生、選んだ先でどう生きるかで変わるんじゃないかなと思います。だから私は今、BiSを選んだことを後悔しないように真剣にBiSと向き合っていきたいと思っています」と話した。最後にトギーは半年間のBiSでの活動を振り返りつつ、「半年前の自分とは何か変わったことがあるのかなと考えながら、いつも前向きに生きてきました。どんなにどん底な状況になっても自分のためになるからがんばろうと思って生きてきたのは、BiSになってからも同じです。過酷だと思われることもあるけど、どんなことがあってもこれはBiSのためになるからあきらめないでがんばろうと前向きにやってきました。でもBiSが全員前向きなわけじゃなくて、例えばネオは褒められても『信じたらだめ』と言って現状に満足しないように、調子に乗らないようにしてくれて、すごくバランスがいいのかなと思います」と話す。さらに「私はずっとBiSでいたい。それくらい毎日BiSが好きです」と続け、「私は武道館に立ちたいです。そして横浜アリーナにも立ちたいです」と力強く宣言した。喝采を浴びながら、「毎日乗り越えなきゃいけないものとか、もっとこうなりたいという理想もあるし、全然追い付けてないけど、これからも前だけを見て突っ走っていきます。3期BiSは武道館に立ちます!」と歴代BiSの悲願である東京・日本武道館の舞台に立つ夢を叶えることを強調した。そしてBiSは新作のリード曲「BASKET BOX」を熱く届け、ラストに人気曲「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」を投下。タフなパフォーマンスを見せつけ、熱狂のままにツアーファイナルの幕を下ろした。

■ 「“LIVE DAM Ai” presents STAND BY BiS」2020年2月3日 東京都 LIQUIDROOM セットリスト
01. LET'S GO どうも
02. FOOL PROOF
03. KiSS MY ASS
04. TRAP
05. SURRENDER
06. LAUGH AT ME
07. 1,2,3!!!
08. FUCKiNG OUT
09. DEAD or A LiME
10. BiS3
11. teacher teacher teacher
12. 少年の歌
13. this is not a love song
14. absolutely meeeeee!!
15. SPiLLED MiLK
16. kAsAbutA
17. LOVELY LOVELY
18. STUPiD
19. FOR ME
20. テレフォン
21. thousand crickets
<アンコール>
22. BASKET BOX
23. BiS-どうやらゾンビのおでまし-

■ BiS「HEART-SHAPED BiS TOUR 1st season」
2020年5月2日(土)福井県 福井CHOP
2020年5月3日(日・祝)石川県 Kanazawa AZ
2020年5月9日(土)広島県 Live space Reed
2020年5月10日(日)岡山県 IMAGE
2020年5月17日(日)東京都 WWW
2020年5月24日(日)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
2020年5月30日(土)静岡県 Sunash
2020年6月6日(土)沖縄県 Output
2020年6月13日(土)北海道 BESSIE HALL
2020年6月14日(日)北海道 CASINO DRIVE
2020年6月21日(日)新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2020年6月27日(土)埼玉県 西川口Hearts
2020年6月28日(日)愛知県 名古屋ReNY limited

最終更新:2/4(火) 0:54
音楽ナタリー

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