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【Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツ 保岡龍斗】チャンピオンシップに定着できるチームを目指して

2/4(火) 18:15配信

バスケットボールスピリッツ

若手の強化と高いインテンシティを求めてタイムシェア

プロである以上は勝利を求めなければならない。しかし、勝負事は必ずどちらかが負ける。Bリーグのレギュラーシーズンは60試合と長い戦いが続く。勝つ日もあれば、負ける日もある。事実、全勝しているチームはひとつもない。どこで勝てば良いかを考え、鍛えるのもまたレギュラーシーズンである。プロの世界においては、最後に笑ったものだけが勝者である。

「正直なことを言えば……東地区のリクルートが激しくなっている中、お金で勝負することはもちろんできない」という秋田ノーザンハピネッツの前田顕蔵ヘッドコーチは、劣勢であることを把握している。しかし、そこに悲壮感や言い訳はなく、むしろ楽しいと言った。

「若い選手を獲りながらロスターのバランスを保ってプレータイムはシェアするので、彼らが成長してくれないと目指すべきチームになってはいかない状況です。若い選手が出たときには思い切ってプレーしてもらえるようにしていますし、それがうまくいったときにチームは乗る。それは見ていても楽しいですね」

プレータイムをシェアするもうひとつの要因として、「リーグで一番高いインテンシティを保ちたい」という意図もある。特別指定選手の多田武史(拓殖大学4年)や、2月1日の京都ハンナリーズ戦では合流したばかりの西野曜(専修大学3年)が早くも起用され、動ける選手は全員起用しながらチーム力を高めている。

毎試合、先発メンバーが異なるのは秋田の特徴だ。昨シーズンまで指揮を執っていたジョゼップ・クラロス・カナルスヘッドコーチ(現ライジングゼファー福岡)がその手法を用いてきたが、「選手のモチベーション維持であったり、チームによって選手を使い分けるスタイルは良いな」と前田ヘッドコーチも引き継いでいた。

成長を促す新たな役割

これまで34試合の全てに出場しているのが野本建吾と保岡龍斗であり、成長が見える。2mの野本は外国籍選手のバックアップとして、「ディフェンス面で非常に大きい」と前田ヘッドコーチは信頼を寄せる。昨シーズンよりも役割を増やしたことでプレーの幅が広がり、オフェンスでもチームに貢献していた。

「もともとスコアラーであり、彼が持っている得点能力は乗ればチームに勢いをもたらす」という前田ヘッドコーチは、オフェンスのオプションとして保岡にも新たな役割を与える。昨シーズンは平均18分、今シーズンは約20分とプレータイムはさほど変わらない。しかし、得点は平均5.9点から9.3点へ飛躍させている。「オフボールからしっかりボールをもらってシュートを打つようなプレーは昨シーズンまではなかったです」と保岡が話す成長の裏側には、今シーズンより移籍してきた古川孝敏の存在があった。

「古川さんの存在がすごく大きくて、自分がこれで良いだろうと思っていても違う視点でアドバイスをくれます。それを受け入れて練習してみたら、しっかりフリーになって打てるようになりました。古川さんから多くのことを吸収することで、もっとレベルアップできると思っています。いずれは古川さんをしっかり超えて、自分がスタートに定着できるようになりたいですし、負けたくないという気持ちはチーム内でもあります」

練習中は古川の厳しいディフェンスに潰され、ボールをもらえないことも多い。「その中でしっかりとかいくぐって行くことができれば、A東京や宇都宮、千葉などディフェンスが強いチームを相手にもしっかりボールをもらってシュートが打てるようになる」と信じて取り組み、試合でも発揮しはじめていた。

チームの約束事であり、最初に意識しなければならないのはディフェンスの方だ。「東地区との対戦ではディフェンスができなければ、自分のせいで失点が大きくなってしまいます」という保岡は、これまでと変わらずに身体を張っている。

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最終更新:2/4(火) 18:15
バスケットボールスピリッツ

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