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「強制」と「矯正」を手放すと子どもはのびのび前進する![やる気を引き出すコーチング]

2/4(火) 10:21配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもとのコミュニケーションについて、こうして定期的に発信させていただいていると、折々に、保護者の方からご相談を持ちかけられます。

「うちの子が学校に行かなくなりました」、「せっかく入った大学をやめたいと言っています」、「家族とまったく口を聞きません」など、「子どもが困った状態です」という内容です。多くの事例をうかがっていると、ある共通点が見えてきます。課題解決のためには、「大人が子どもを『強制』して動かすことと『矯正』しようとすることをやめてみたらよいのでは?」と思えてくるのです。

「強制」するのではなく「見守る」

以前、上のお子さんが中学1年生で不登校になり、下のお子さんも小学5年生で不登校になったという体験を語ってくださったAさんと出会いました。今では、二人とも、社会人として自立され、子育ての手は離れたそうです。Aさんの実感がこもったお話はとても印象的でした。

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今、ふりかえると、不登校の原因は、学校にあるというより、私たちだったような気もするのです。親が子どもをコントロールしようとしたことがよくなかったのではないかと思います。『こうしなさい』、『こうすべきだ』、『それではダメだ』とずいぶん正論を言って、こちらの言う通りにさせようとしました。

学校に行かなくなってからも、何度言い聞かせても悪化するばかりで、最後は、こちらも疲れきり開き直ってしまいました。力づくで動かそうとするのをやめ、ただ見守ることにしました。それから、子どもはみるみる元気になっていきました。最初から、親は子どもを信じて見守るだけでよかったのだと思います。
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私の周りには、のびのびと意欲的に自己実現をしている若者たちもたくさんいます。この人たちに、「親御さんはどんな関わり方をしてくれたの?」と聞くと、判で押したようにこう答えます。「親はあまり何も言いません。でも、放任というわけでもなく、見守ってくれているなという感じはあります」。Aさんのお話を裏打ちするような言葉だなと思います。

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最終更新:2/4(火) 10:21
ベネッセ 教育情報サイト

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