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白銅の滋賀工場、ウオータージェット機が稼働。航空機材など高精度加工需要捕捉

2/4(火) 6:03配信

鉄鋼新聞

 非鉄流通大手の白銅(社長・角田浩司氏)が滋賀工場(滋賀県蒲生郡)に導入を進めていたウオータージェット切断機がこのほど稼働を開始した。顧客からの要望が強かったチタンやベリリウム合金、ニッケル基合金といった難削材の異形加工を内製化。材料の高硬度化、高付加価値化などが進む中、中部地区の航空・宇宙産業をターゲットに高精度加工ニーズの取り込みを狙う。

 ウオータージェット加工は、高圧ポンプで加圧された水を小径ノズルから噴射し、超高圧水の吐出エネルギーを利用して対象物を任意の形状に切断する加工技術。ドリルやカッターなどの工具が対象物に触れないため熱が発生せず、変質・変色などがないほか歪みやソリの発生も抑えられる。また、ほぼすべての金属・鋼種の切断が可能なことから、航空機材料に多いニッケル系統やチタンなどの難削材、ステンレス・アルミなどの厚物の切断加工にその威力を発揮できる。
 白銅が導入したのは、米フロー社製のウオータージェット機。フロー社独自の超高圧技術に、3次元テーパーレス制御などにより高精度加工を実現している。設備投資額は総額約6500万円。導入設備では、加工範囲は板厚100ミリ以下、板幅2千ミリ以下、長さ4千ミリ以下まで加工できる。
 滋賀工場ではウオータージェット切断機の稼働に先立ち、先月には品質マネジメント規格「JIS―Q―9100」を取得した。また同工場ではアルミやステンレスのAMS規格材を4品種49サイズ在庫している。今回の設備稼働を機に、航空機産業が集積している中部地区で航空機用非鉄金属材料のさらなる販売強化を推進。また半導体関連や造船、鉄道車両など航空機。宇宙以外の産業へも高品質加工サービスを提供していく考え。

最終更新:2/4(火) 6:03
鉄鋼新聞

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