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困った暴風“追い風”に 湯田ダムで「地峡風」体験コーナー【岩手】

2/4(火) 9:48配信

岩手日日新聞社

 西和賀町の湯田ダムは、「地峡風」を体験できるコーナーを同町杉名畑の同ダム管理支所敷地内に冬季限定で開設した。同ダム周辺はこの時期、山脈の間を風が通過することで強風になることで知られており、「ここだけの風の通り道を体感して」とPRしている。

 地峡風は日本海側から吹く西風が奥羽山脈からなる狭い谷を通過する時に風速が増大する現象。ダム建設前、この一帯は「大荒沢」と呼ばれ、古くから風で荒れる場所として知られていたという。

 体験コーナーがあるのは駐車場の一角。風の威力が分かる吹き流しと風速計を持ちながら、全身をたたきつけるほどの強風を肌で体感することができる。同支所によると、2019年1~2月は59日のうち、台風で「強風域」とされる風速15メートル以上の日が45日、「暴風域」とされる風速25メートル以上の日が12日あった。天候によっては猛吹雪となるため、防寒着の準備が必要だ。

 体験期間は28日までで、時間は午前9時~午後4時30分(正午~午後1時を除く)。地峡風体験者には「体験証明書」を贈呈。道の駅錦秋湖で提示すると、甘酒のサービスとダムカレーの割引特典が受けられる。

 山内純一同ダム管理支所長は「強すぎて困った風を逆手に取り、自然を面白く体験してもらえたらと企画した。寒い思いをした後にここでしか味わえない食や温泉に触れることで、雪で閉ざされた西和賀の文化により感動してもらえるのでは」と期待する。問い合わせは同支所=0197(74)2011=へ。

最終更新:2/4(火) 9:48
岩手日日新聞社

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